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太輔がアイドルだって知ったのはそれから数日後のことで。
2回目に会った時にアイドルだったんだねって言ったら、
「ばれちゃった」
って無邪気に笑ってた。
好きになられたら困るって、そういう理由があったんだってわかったら、彼氏がいるなんて嘘って、余計言えなくなった。
それから太輔と私の関係はずるずる続いてる。
「体だるいなら、横になんなよ」
ぽんぽんって自分の隣を叩く太輔。
『ん·····今何時?』
「んー、0時半過ぎ」
『もうそんな時間なっちゃったんだ、』
そう言うと、
「·····なに、帰んの?」
なんとも言えない顔であたしを見てくる。
『·····アイドル様はお疲れのようですし?』
「ふは、なにそれ」
本当は帰りたくなんて全然ない。朝まで一緒にいたいよ。だけどこういう関係の友達ってそんなもんでしょ。
あたしは必死に、"本気にならない女" を演じてるの。
「アイドル様は忙しくて人肌恋しいんですけど」
ほら、って腕を引っ張られて強制的に太輔の腕の中におさまる。
「ほんとたまに帰ろうとするよね」
『っ、それは』
「もう終電ないよ?」
『·····タクシーあるし』
「頑固だな。もうちょっと一緒にいてよ。」
わかってる。こうやって引き止めてくれるのに、特別な意味なんてないってこと。
太輔は優しいから、夜道1人で歩くの危ないとか多分気にしてくれてるんだと思う。
まあ、22時半に呼び出されてるから変わらないけど。笑
でも、そんな小さなことでも、嬉しいの。
太輔が、大好き。
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桃(プロフ) - ともさん» いつになるかわかりませんができる限りお答えします!大丈夫です! (2019年10月4日 1時) (レス) id: 542b1d7599 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードに送っても大丈夫ですか? (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 新しく病系でも大丈夫ですか? (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - ともさん» ともさんありがとうございます!!!はい!!ぜひお願いします!! (2019年10月2日 0時) (レス) id: 542b1d7599 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2019年10月1日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃 | 作成日時:2019年9月18日 1時