CHUDOKU

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あれは、高校2年生の時。




優希先輩は、バレー部のエース。


私は、バスケ部のマネージャーだった。



体育館割りはバレー部と同じだったから、優希先輩が練習する姿を毎日見てた。


一生懸命なプレーと、その明るい笑顔に、見とれてた。



高校の時は、勇気がなくて思いを伝えることすらできなかったけど。


｢優希先輩、○○大学に進学するんだって｣



情報通の萌衣が、私に教えてくれたっけ。









大学一年生の春、優希先輩と同じ大学に私はいた。









もしかしたら、会えるかも。









なんて、思いながらキャンパスを散策してた時、




｢あれ、バスケ部のマネの子｣




会えた。



私のこと知っててくれたなんて、知らなかった。




｢ここ、来たんだ。一緒だね｣




部活中何度も見てた、大好きな笑顔。





それから、キャンパスを案内してくれたり、サークルを紹介してくれたり、遊びに誘ってくれたり。


夢みたいだった。









大学2年生の夏。




｢A、俺と付き合って｣





もっと夢みたいなことがおきた。

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