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19話 ページ20

鱗滝「もう教えることはない」


狭霧山に来て一年。


鱗滝さんはそう言って目の前の二つの大きな岩を指差した。


鱗滝「この岩を斬れたら最終選別に行く事を許可する」


岩って……斬るもの?


斬れる気がしない。刀が折れる気がする…。


鱗滝さんはそれだけ言うと帰ってしまった。


そして、何も教えてくれなくなった。




私とお兄ちゃんは日記を見返しながら岩を斬るためにありとあらゆる事をした。


けれど、岩は斬れなかった。


A「……力任せに刀をぶつけても斬れるわけないか」


刀を下ろし、傷一つついていない岩を見つめて私は呟く。


炭治郎「ああ!負けそう!挫けそう!
頑張れ俺!!頑張れ!!!」


お兄ちゃんが急に叫び出し、その石頭を思い切り岩にぶつけた。


?「うるさい!」


その時、低い声が怒鳴った。


?「男が喚くな。見苦しい」


いつの間に!!


お兄ちゃんの岩の上には一人の男の子?が立っていた。


狐の面……?


それを付けている少年で表情は分からなかった。


?「どんな苦しみにも、黙って耐えろ。
お前が男なら、男に生まれたなら」


喋り終えた少年は岩から飛び降りるや否や、
いきなり木刀をお兄ちゃんに撃ち込んだ。


お兄ちゃんはなんとか防いだけど蹴飛ばされた。


炭治郎「ぐっ.......」


A「ちょっと!いきなり攻撃するなんて、危ないじゃない!」


?「鈍い。弱い。未熟。そんなものは男ではない」


?「それと鬼は攻撃するのを待ってはくれない」

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愛っち(プロフ) - さなえさん» ありがとうございます‼️とても嬉しいです〜✨✨これからも更新頑張ってください😆 (2023年3月10日 20時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - 双子妹のイラストを描きました✨是非みてください‼️掲載したい時は、(やり方)画像マークを押す→みんなの素材をクリック→新着の順番にクリックすると、画像が出て来ます。イラストは題名付きで載ってますので、どうぞ見てくださいね😉 (2023年3月6日 22時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - 読んでみて、とてもいい作品ですね。お気に入り登録しましたので、これからも更新頑張ってくださいね✨応援してます〜‼️ (2023年3月6日 19時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さなえ | 作成日時:2023年2月11日 22時

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