乃木坂46(坂道) 短編集part2

衣装 秋元真夏* ページ9

あなた 1期生最年少
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秋元side



今度ライブで披露するぐるカーの衣装を久しぶりにみんなで着てるの！


懐かしいなぁ



秋元「あ、飛鳥かわいい！」


飛鳥「別にかわいくないし

やめてこっち見ないで」


秋元「照れちゃって〜！！

あれ？Aは？」



あ、いた


楽屋の端っこに小さく体育座りをして俯いている


いつもうるさいくらいに騒いでいるAがすごい静かだ


秋元「A〜？体調悪い？」


「元気だよー、」


秋元「じゃあどうしたの？

Aもこっちおいでよ！」


「今はいいや、」



やっぱりなんかあるな



秋元「話聞こっか？」


「あのさ、


ちょっとこれ見て」


秋元「ん？」



そう言って立ち上がったA


わっ、



「どう思う？」



秋元「ちょっとそれダメだよ！！」



「だよねー、」


当時はあんなに大きかった衣装の丈が太ももくらいで、胸元もピッタリ


まあ、成長期だから仕方ないよね


「どうしよう」


秋元「とりあえず、これ着てな」


「ありがと」


私の上着を渡す



「開き直ってこれで出よっかな

意外といいかもよ？」


秋元「は？！」


「うそうそ、冗談」


秋元「びっくりした〜、」



そんな格好して真顔で冗談言わないでよ



あ、そうだった


困ったこととか悩み事があると笑って誤魔化す


そして1人で解決しようとするところがAの悪いところ



秋元「衣装さんに相談しに行こ？」


「嫌だ。恥ずかしい」


秋元「でも、その格好は私が許せない！！」


白石「あ、Aパンツ見えた！！！」


「え！うそ！！」


松村「Aその格好はあかんわ」


秋元「やっぱり行こ？」


「わかった、行く、」



そうは言ったものの一切動こうとしないA

やっぱり恥ずかしいよね

私も経験あるからすごいわかる



何度も立ち上がってはまた座る


さっきからずっとそれの繰り返し


そんなに泣きそうな顔しないでよ笑




秋元「A、一緒に行こっか」


「…え？」


秋元「一緒に行こ？着いていくから」


「ほんと？」


秋元「うん！」


「ありがと、！！」



乃木坂メンバー全員はこの笑顔にとても弱いです。笑

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