昔みたいに ページ25
自分から言ったものの、いざ二人でベッドに入るとなんか緊張する。
お互い背中を向けて寝転んでるけど、時々感じるだいちゃんの背中の温もりが、さらに私の心拍数を上げてくる。
小さい頃はほぼ毎日のように一緒に寝てたし、だいちゃんが側にいてくれると安心するから、なんとなく今日は一緒に寝たいな〜って思っただけなんやけど...。
なんやろ、なんか昔と違う。
上手く言えんけど、何かが違うんよ。
『だいちゃん、起きとる？』
赤｢おん｣
『なんかさ、昔と違う感じせーへん？』
赤｢何が違うん？｣
『昔はもっとこう...気楽だったというか、心休まってたというか、、』
赤｢今は休まってないん？｣
『いや、もちろんだいちゃんがおってくれて、安心しとるんやけど、何というか、んー』
後ろにいるだいちゃんがモゾモゾと動いて、寝返りを打つのを背中越しに感じたその時、
っ！
後ろからギュッと、だいちゃんに包み込まれる。
『だいちゃん？』
赤｢ん？｣
『えっと、その...最近ぎゅうするんハマってんの？』
赤｢はぁ？(笑)昔みたいにって言うたんはAやろ。｣
『そ、そうやけどっ』
赤｢もう、はよ寝るで。｣
確かに、昔一緒に寝るときは、私がぐっすり眠れるからって、だいちゃんが後ろから抱きしめてくれてたけど...！
えーっ、そんな忠実に再現してくれるん！？
さっきよりも心臓がバクバクしとるし！
うわぁ、すっごい速い...
重岡side
もう、なんなん！
ただの拷問やん！(自業自得やけど！)
なんか恥ずかしくてお互い背中向けて寝たけど、時々Aの背中とか足が当たってんねん。
しかも昔と何か違うとか言うてくるから、あの頃と同じように後ろから抱きしめたけど、Aの体温めっちゃ感じるし、心臓の振動も伝わってくるし...
こんなんもう生殺しや〜！(涙)
ちょっとカッコつけて”一緒に寝るんやろ？”とか言うた自分を殴りたい。
んで、心の底から言うてやりたいわ。
”自分の欲に負けるな！”と。
”あとあときついぞ！”と。
あーもう、はよ朝になってくれぇ〜！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜由 - 2人とも照れてその様子をお兄ちゃん組は見守っててシゲとのんちゃんが騒いでるお話を書いてもらえませか？ (2022年7月1日 23時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - こんばんは。小説読みました。京セラドームで皆がMC中にサプライズで主夢が神ちゃんの誕生日をお祝いする楽屋で主夢が神ちゃんにお手紙を読んで皆でケーキを食べてたら神ちゃんが主夢にケーキをあーんして食べさせたり食べさせあったりしてる (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎(ﾏﾙ) | 作成日時：2021年11月27日 21時
