漆黒と純白【黄橙赤】 (ページ12)

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彼の一糸まとわぬ姿を見たのは初めてで、ただのひょろひょろと言えばひょろひょろなんやけど、腹筋がかけらもないわけでは無い。
まぁでも人間細すぎると元からある腹筋が見えてくることがあるから結果的にただのひょろひょろなのかも知れへん。

まだ陰部の毛も薄いし、脇毛もちょびっと生えてるくらいだから本当に幼い少年のよう。

19歳ってそこまで子供でも無いし、むしろ20歳の一つ前だからむしろ大人に近い筈なのになぜか彼の場合は中3のような容姿を持ってる。

「綺麗な身体やね、、、。」

「風俗嬢か俺は。」

「まぁ、そんなもんなんちゃうの？」

「悪い気はせぇへんかも知れへんな」

「やばいやんそれ。結構心荒んどるで？」

「ええやん別に。てか恥ずかしいから早く抱いてや。」

彼をベッドに押し倒した時気付いたのは彼が未成年だということ。

もしかしたら僕が犯罪者になる可能性があるんだけど僕達は所詮セックス・フレンドのつもりだから。少なくとも僕は。

「今になって怖気付いたん？」

多分彼も結構乗り気なんだろうか、今になってお預け？みたいな驚きと不安が混じり合う顔で僕のことを下から見つける要するに上目遣い状態。

誘ってんのかよほんまに自制きかなくなるからな？

まぁ所詮セックス・フレンドなんやけどね。
そこまで干渉はしたく無いのがじじつ。