【第五人格】箱に閉じ込められた... (ページ18)

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機械技師(通常衣装)の場合ページ18

_____て！___

___きて！__

「起きて！A！」

中性的な声の目覚ましの正体はトレイシーだ

私の顔を覗き込んできて心配そうな顔をする。

『トレイシー？ここは何処？』

「分からないんだよね...僕も今起きて...」

悪戯が好きなトレイシーでも嘘をついているようには見えない

四方八方壁で自分が今箱の中にいるのを実感させる

『困ったなぁこの後エマからゲームのお誘いがあるのに...』

「それ、僕にもきてた！協力狩り！」

目をキラキラと輝かせて語るトレイシー

だが、その目はだんだん暗くなっていく

『どうしたの？』

「僕の特質は協力狩りだとあまり役に立たないんだ」

トレイシーは確か仲間がダメージ追うごとに暗号機の進行が遅くなるんだっけ

『でも、ロボットあるじゃない』

「ヘレナには負けちゃうよ。」

『気にしない方がいいよトレイシー協力狩りだとアイテム2個持ちできるんだよ』

「！そうだよね！僕ったら何落ち込んでいるんだろ！」

頭の帽子を押さえ込んで「にしし」と笑うトレイシーは少年みたいだった。

「そうだ！次は僕からのお誘いお願いしてもいい？A」

『トレイシーからのお誘い？』

「うん！」

『もちろん。断る理由はないよ』

トレイシーは私にコソコソと話をし始めた

「あのね、今度Aと一緒にカスタムで遊園地行きたいな」

どうかな？とチラチラ顔の様子を伺うトレイシー

『いいね！遊園地！いつもはゲームでしか遊べてないからプライベートで行きたいね！』

「ありがとう！良かった！僕、女の子の会話ってよくわからなくて...いつも機械ばかり弄ってて...」

『そんなことないよトレイシー』

「うん、Aと個人的に話せる機会があって本当によかった！」

数秒後呪術師に対してのハンターの怒りが箱へとぶつかり箱は壊されたのであった