【声優】蕩けるほどに甘い日々を【短編集】

謝られてみた ページ9

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1.増田俊樹

「泣かないで」

静かに泣いてるAちゃんを見て、自然と口から出てた言葉はごめんよりも先に「泣かないで」
細いけどゴツゴツとした指で涙をすくいあげると、そのまま抱きしめられる。
「俺Aしか見てないよ」と言われて安心したAちゃんは『馬鹿なこと言ってごめん』と反省。
「俺こそごめんね」キリッとした目は何故か垂れたように感じる。





2.江口拓也


あの後酔いが冷めたAちゃんは自分の過ちに反省し直ぐに謝った。『もう人前でお酒をたらふく飲むのはやめる。ごめん。』
そう頭を下げると「次からはしないでよ、生きた心地しなかったわもぉ〜」と野垂れるものだから笑いが生まれた。
彼は本当に天才。




3.西山宏太朗

「ほんとごめん。」

LINEの相手がマネージャーだと分かるとすぐに反省。
けど嫉妬してくれたことが嬉しいからAちゃんはずっとニコニコしてた。
けど本人の口から聞きたいから『嫉妬した？』と聞くと指で「ちょっとだけ」という仕草をする。
本当はめっちゃ嫉妬したのに。




4.梅原裕一郎

「Aが好き。」

ただそれだけ。不安がる彼女の頭に手を乗せて本当にその一言だけ。「強く言ってごめん」その思いも込めてわしゃわしゃと頭を撫でた。





5.山下大輝

「おかえり」

あの後、紙袋片手に帰宅したAちゃんに目を見ず「おかえり」という彼。ペットでもある猫の顎をひたすら撫でてるばかりで見向きもしないけど
本当に反省したAちゃんは彼のためにいいとこの肉を買ってきた。
『本当ごめん。連絡先もないしもう相手結婚してるの、未練もない。1ミリも。もので釣るようで申しわないけどこれで伝わればいいなと思って。一緒に食べよ』
本当に反省してるAちゃんをみて彼は笑顔を咲かせた。





6.斉藤壮馬

「逆に僕なんかがなんだけど」

「は？」と言った後、数秒たってそういったのは彼。
いつも自信満々に何もかもしっかりこなすイメージだったから
その返しは予想外で『？』とはてなマークが浮かんだ。
「Aは本当に優しいから僕にもったいないなって思っちゃうよ。こういうとこ含めて全部」
お互いのすれ違いだったということに気づいて、2人ははにかみあった。

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