想 い × 0 1 3 ページ13
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錦戸 side
安「 あー .. 、なあっ、亮っ、やっぱり見に .. 」
「 行けへんわ、じっと待っとけや 」
安「 だってもう心配なんやもんっ 」
「 男がもんっとか使うな、きもい 」
安「 酷いっ 」
Aが出てってから数時間。役目の終えたはずの章ちゃんがずっと居座ってる
いや、黙って居座ってるならええんやけどAが出てってからの数時間、ずっとこれやで?
流石の俺もキレるわ、ていうかもう今すぐ追い出したろかな
章ちゃんと言い合いしてると、不意にインターフォンが部屋に鳴り響いて俺よりも先に章ちゃんが下に駆け下りてった。おい、家の主俺やろが。
安「 っ、Aちゃん .. 」
「 .. おかえり、A 」
「 っ、ただいまっ .. 」
玄関先に立ってたんは、涙を流して俺らを見つめるAの姿で。
俺は、ちゃんと大倉に言えたんやなって、確信した。
章ちゃんにとりあえずAを俺の部屋に連れていってって伝えて、リビングでお茶と濡れタオル用意して部屋に向う。
どんな気持ちで、大倉は、Aの別れの言葉を聞いたんやろうか
どんな辛い思いをしてAは、大倉に別れの言葉を告げたんやろうか。
俺には別れる、っていうか俺から離れるって選択が今は持ち合わせてないからわからん
けどきっと、どっちも辛いし悲しいやろうな
部屋のドアを開ければ泣くのを必死に堪えてるAに章ちゃんが優しく、泣いてええよって慰めてる
「 .. 泣いたら、忠義に悪いから 」
安「 なんで?辛いのはAちゃんやで? 」
「 ううん、だって私がまだ忠義が好きなんだってばれたら忠義は優しいからきっと私の所に戻ってきちゃうと思うの 」
「 .. A 」
「 .. 亮ちゃん 」
名前を呼べば今にも溢れそうな泪を目に溜めて俺を見上げるAにゆっくり近寄って何も言わずただ、頭を撫でてやればポロポロと静かに涙ながしはじめた
もう、我慢せんでええんやで、思いっきりないて、その分、思いっきり笑え
【 溢 れ た 涙 の 分 だ け 】
( お前の笑顔が見れればそれでええ )
( けど、大倉。お前簡単に諦める奴ちゃうやろ? )
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彩乃(プロフ) - 完結おめでとうございます(・ω・)ノ めっちゃ泣きました(;;)もーね、感動しまくりですね! (2015年9月3日 7時) (レス) id: d88369f889 (このIDを非表示/違反報告)
riri∞(プロフ) - 完結おめでとうございます!めっちゃ泣きました(T_T)何回も読みたくなる小説でした! (2015年8月15日 12時) (携帯から) (レス) id: 338eee07e5 (このIDを非表示/違反報告)
凜歌。(プロフ) - 完結 おめでとうございます !! 最後の方 泣きそうになりました 、もう すごい感動しました ! お疲れ様です ^^ (2015年6月20日 1時) (レス) id: 2be80f9ff9 (このIDを非表示/違反報告)
黄 燐(プロフ) - こめさん» いつも有難うございます!嬉しい限りです!この作品の応援有難うございました! (2015年6月19日 14時) (レス) id: 6ec7dba8d8 (このIDを非表示/違反報告)
こめ(プロフ) - このお話大好きです!右端の星を何回も押したいくらい! (2015年6月19日 12時) (レス) id: da64fa1c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄 燐 | 作成日時:2015年5月22日 12時