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渡｢俺、今日、行ってくるわ…
涼太は用あるんだろ？
気になるかもしれないけど笑｣
舘｢うん、分かった
用事なかったら行ったんだけど
今日はどうしても外せなくて
気になるなってのは思うよ笑
じゃあよろしくね｣
渡｢うん｣
そのまま家に帰らず康二の家に向かった
到着してチャイムを鳴らす
康｢はい…｣
ガチャとドアが開いて
久しぶりの康二と目が合う
康｢っ…
翔太くん…｣
ドアノブを掴んでる手から
チラッと見えたのは傷をつけた跡
康二は慌てた様子でうでまくりをしてた
袖を引っ張って隠した
渡｢お前…｣
康｢って…｣
渡｢なに？
聞こえなかった｣
康｢帰ってや!
俺のこと避けてるんやったら
こないなとこまでくんなや!
なにしにきてん!?
帰ってや｣
ドアを閉めようとしたから
足を挟んで止めた
そして無理矢理中にはいった
康｢翔太くん!!
帰ってって!｣
そう言って俺と距離をとろうとするから
腕を引っ張って抱きしめた
渡｢康二…｣
康｢今さらなんやねん…!!
離して…｣
渡｢俺はお前が好きなの!｣
康｢え…｣
今まで抵抗してたのに
ピタッと止まった
渡｢…だから康二とのあの女が
仲良さそうなのと康二のシャツを羽織ってたから
泣きそうになってお前から逃げた
もう認めるしかないんだよ
康二のことが好きなこと
そしたらもうどうしたら良いか分からなくて…
避けちゃってた…
お前がそんなに苦しんでたなんて…
この傷だって…ｸﾞｽｯ｣
康｢…美鈴さんとはそんな関係やない
ただの友達でお互いに唯一話せる異性やねん
美鈴さんから相談されてん
翔太くんのこと好きなんやって
俺がどんな人がタイプとか聞くって言うてん
その結果を話してただけや
…まさか美鈴さんと好きな人が被るとは
思てなかったけどな
俺も翔太くんが好きやねん
…でもな同性愛者って知らんかったから
俺みたいな同姓が好きになるより綺麗で
しっかりしとる美鈴さんのほうが良いんやって
翔太くんが幸せならええねんって…
そしたらまさかのことが起きるし
翔太くんには避けられるし…
もう俺は生きてく意味ないって自分傷つけて
何度も死 の うって…
でも何度やってもアカンかった…
俺は死 ぬこともできんのやって…｣
俺は抱きしめる力を強くして
一回離してそのまま口付けした
渡｢康二…ごめんな…
もう離さないから死 ぬなんて言うな…
俺のそばでずっと笑っててくれよ…｣
俺はまた抱きしめた
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作者名：YUKI | 作成日時：2024年2月6日 22時
