Episode.4 ページ7
和「Aくんのお母さん、今Aくんどこにいますか?」
うわぁぁ!
お願いだから俺の居場所言わないでくださいお母様…!!
母「多分二階の部屋にいるわよ!部屋の前にネームプレートがあるはずだからすぐわかると思うから☆」
和「わかりました」
あっさり言っちゃったよー!?
聞こえにくいけどなんかなぎなぎふつーに喋ってる!!無駄にイケボすぎる!!
そんなことを脳内で叫んでいると、目の前になぎなぎがいた。
「!?…っ!?!?」
ここまで来るのが速すぎて声すら出なかった。
その間約五秒。
和「ここがAの部屋か〜!思ったよりシンプルだね!シンプルイズベストってやつ?あ、でもいい匂いする〜!はぁ…居心地いいね、俺ここ住んでいい?」
なぎなぎってこんな変態的な発言する人だったっけ!?
俺の知るなぎなぎはこんな怖いことは言わないはずだった。
一体なにがあってこんななったんだ
「流石に住むのはだめかなー、なぎなぎ確か金持ちだったよなー、ここより居心地いいはずだよ…?」
俺は顔を若干引きつらせながら拒否する。
住まわせたら何をされるかわからない、早く帰ってもらおう。
和「え〜俺の家広すぎて落ち着かないんだよ、実は狭いところのが好きなんだ」
「そ、そう」
和「それに比べてここは…ちょうどいい広さ、それでいてAの匂いがしてすごく落ち着くんだ…」
うっとりした顔でとんでもないことを発言するなぎなぎ。
こいつは一刻も早くこの家から追い出さなければ俺の精神が持たなくなりそうだ
「な、なぎなぎ…ちょっとお使いに付き合ってくれない?」
和「あ、お使い?いいよ」
ほっ…
よかった、お使いなんて頼まれてないけどテキトーに飲み物とパンでも買ってけばいいか。
買い物が終わったらなぎなぎにはまっすぐ家に帰ってもらおう。
「ありがと!じゃ早速行こう」
和「うん」
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作者名:べりーあいす | 作成日時:2016年4月25日 22時