俺のこと、好きになって。【吉野北人】 (ページ4)

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『わ、私は、飛鳥Aです......っ』

北「んー、じゃあ Aちゃんって呼ぼうかな」

『えっ、、、Aちゃん、ですかっ？』

突然のちゃん付けの呼び方にびっくりしてると、とまどいを察したのか、吉野くんがポンと私の頭に手を置いた。

北「そんな簡単に呼び捨てできないよ」

腕の影になって、吉野くんの表情を見ることはできないけど、呼び捨てはダメで、ちゃん付けならオッケーだなんて、吉野くんの線引きって不思議だなぁ。

北「まぁそんなことより、よろしく、Aちゃん」

そういった吉野くんは、またさっきの王子様スマイルを浮かべていて、、、

『はっ、はい、よろしくお願いします、、』

発射的に返事しちゃったけど、なんだかすっかり吉野くんのペースにのまれてるきがする。

っていうか、よく見たら吉野くん、すっごくチャラチャラしてる........。

制服は気崩してるし、赤髪も染めてるんだろうし。

地味に生きてきた私とは、住む世界がちがうっていうか、こういうチャラチャラした人、ちょっと苦手......。

それにこの人、さっきあんなに可愛い子を振ってたのに私なんかになんの用だろう......？

ま、まさか、告白現場見ちゃったから、恐喝ってやつですか！？

ど、どどどどうしよう.......！！

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