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そのまましばらく歩いて、カフェやショップなどのオシャレなお店が軒を連ねる一角まで来ていた。
学校の近くにこんなオシャレなとこがあったなんて、知らなかった！
なっちゃんにも教えてあげたいな！
そんなことを考えながらキョロキョロ当たりを見回していると、吉野くんが少し離れたところにあるカフェを指さした。
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北「あそこのシュークリーム、おいしいらしくてさ、Aちゃんに食べさせてあげたいんだけど、行ってみない？」
『えっ？シュークリーム！？』
その瞬間私の目は多分、最大級に輝いてたと思う。
だって、シュークリームが大好物なんだもん！
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『行くっ！』
上がりまくるテンションを抑えられないでいると、吉野くんがくすりと笑った。
北「よし、じゃあ行こっか」
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カフェのドアを開けると、扉に付けられていたベルの音が店内に鳴り響いた。
カフェの中はアンティーク雑貨が置かれ、可愛らしくそれでいてオシャレで、甘い香りが漂っている。
「いらっしゃいませ！何名様ですか？」
可愛いエプロンを着て帽子をかぶった店員さんがら店の奥からでてきた。
北「ふたりです」
「それではこちらの席へどうぞ！」
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店内は混んでいて、店員さんに案内されて座ったのは、たったひとつ空いていた店の一番奥の席。
吉野くんがシュークリームが美味しいと言っていただけあって、スイーツ好きの若い人や女性に人気があるのか、学校帰りの高校生や女子大生らしき人の姿が目に付く。
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「ご注文がお決まりになりましたら、またお呼びください！」
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席につくなり、テーブルに置かれたカスタードクリームがとろーりとはみ出ているシュークリームのメニュー写真に釘付けになる私。
『シュークリーム、食べたい.....！！！』
北「そんな焦んなくても、シュークリームは逃げないよ笑」
そう言って苦笑する吉野くん。
だってほんとに美味しそうなんだもん！
早く食べたい！！
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作者名：MINT | 作成日時：2020年2月15日 1時
