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17話 ページ19

「 ちょ、寧々ちゃ…、どうしちゃったの、アオちゃんに乱暴したら茜くんが… 」


オロオロと寧々ちゃんの制服の裾をちょいちょいと引っ張るがなんの反応もなし。


途中背中にちょっとした違和感があったが、それを気にする暇もなく、茜くんと源くんと一緒に2人の会話を聞くことにした。


しゃがみ込んだアオちゃんに覆い被さるように膝を着いてアオちゃんの顎のラインをなぞる寧々ちゃん( 仮 )


「 私に隠し事してるの?
悲しい… 」


「 ネネちゃん…?」


源くんが後ろでギャーギャー喚いていてうるさいため、注意しようとしたら、そこには半透明の寧々ちゃんがいた。


「 …え、ひっ!?
待って、じゃああれ誰!!?」


「 Aちゃん、私が見えるのね!
私の体、花子くんに乗っ取られちゃったの!」


ぴいぴい泣く寧々ちゃんを宥めて、とりあえずアオちゃんから花子さんを引き離そうと提案する。


もちろん、源くんの協力も必要だよ?と腕を引っぱって起こしてあげる。


「 安見先輩、俺兄ちゃんいるんで、光って呼んで欲しいんすけど… 」


腕の方を何度か見ながら恥ずかしげに言う源くんに、花子さんがどうにか出来たら呼んであげる♡と返す。
しかしその直後、茜くんが奇声を発したため一同そちらを向く。


ぷるぷると震えながら花子さんとアオちゃんを引き離して叫びながら走り去っていくため、私はアオちゃんに、寧々ちゃんたちは茜くんたちを追った。

「 アオちゃん、大丈夫…?」


「 うん…、でもね、また言いそびれちゃった… 」


「 私もアオちゃんの秘密知らないけど、そんな急いで言う必要ないと思うな!

寧々ちゃん優しいから、いつでも聞いてくれると思うよ!」


アオちゃんが安心できるように、満面の笑みを浮かべながら言った。


ふふっと女神の様に微笑んで、ありがとうと述べたアオちゃんを拝んだことは秘密にしないと、セコムに殺されてしまうであろう。


「 よし、とりあえず掃除しよう!
一緒にお話しながら片付けよう?

後で園芸部のお世話手伝うからさ!」


右手を差し出して、アオちゃんと一緒にほうきを持って教室や廊下の割れたガラスの処理や、ホコリを片付けていた。


私たちが話しながら掃除をしていると、アオちゃんに告白する輩がいた。


「 オレは君たちのモップになりたい 」


「 散れ

アオちゃん、別のとこ掃除しよー?」


後ろでカキーンと音が聞こえたが、いつもの事なので聞こえなかったことにする。

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人参ぱんつ(プロフ) - yamiさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません、とても嬉しいお言葉ありがとうございます、頑張らせていただきます! (2020年8月21日 18時) (レス) id: a7aebfbb6e (このIDを非表示/違反報告)
yami - 凄く面白いです!更新頑張って下さい。 (2020年7月28日 12時) (レス) id: 0abcc7321c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人参ぱんつ | 作成日時:2020年4月22日 1時

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