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「いつの間にか一番前にきちゃったね」
「ペース遅いからな〜。こんなんじゃ逆に疲れちゃうよ。」
「…結構ハンター試験楽勝かもな。つまんねーの」
「なんでキルアは家出してまでハンター試験受けに来たんだ？」
「ものすごい難関だって言われてるから面白そうだと思っただけ。拍子抜けだったけどな。Aはなんでハンターに？」
「Aは師匠を探す為にハンターになるんだよね！」
「え”っ、あ、あぁ、うん」
(…もう見つかってるけど)
後方で走っているであろう師匠の顔を思い浮かべ、ヘッタクソに笑う少女。
「あー、あの殺人鬼の師匠か」
「そー…だね」
「見つけるの大変そうだよね、なんたって殺人鬼だもん」
「ただの殺人鬼なら案外簡単に見つかるぜ？でもAの師匠だからな。かなり強いはずだ」
「…殺人鬼って連呼するのやめない？」
殺人鬼、と言われる度にじくじくと何かが少女の心を抉っていた。
「ていうかゴン、…こいつの師匠が殺人鬼って知っててよくつるんでられるよな」
「え？キルアにだけは言われたくないんだけど？？」
「確かに人を殺すのは良くない事だろうけど…Aが人を殺した訳じゃないしね」
「え」
「「え？」」
「…俺、Aはとっくに二、三十人殺してるかと思った」
「あはは 確かにそんな雰囲気あるよね」
「あはは、ってそんな風に思ってたの！？」
ひどい誤解だ、と少女は憤慨した。
そう、少女は今まで人一人も殺してはいなかった。殺したのは少女の師で、少女はその後片付けをしていたにすぎない。
「じゃあ、仮にAが人殺しをしていたら、ゴンはAと友達になってたのか？」
「うーん、人殺しの具合にもよるだろうけど…」
(…人殺しの具合って言葉、二度と聞かないだろうな)
「…それでも俺はAと友達になったよ」
「へえ、なんで？」
「だってAがAである事に変わりないでしょ？」
「ばっかだな！何十人も殺してるんだぞ？」
「殺してないって」
「それでも俺は絶対Aと友達になる！」
「聞いてんのか。殺してないって。」
「じゃあ…！！……」
『俺が罪のない人間を山程殺したとしても、俺と友達になってくれるか？』
キルアは言葉に出せなかった。否定されるのが怖かったのだ。
「どうした？」
「どうしたの？」
「……なんでもねえよ」
自分と同じ、人を殺した事のある子供。キルアは少女に同じにおいを感じていた。しかしそれは間違いだった。
キルアはなんだか裏切られたような気分になった。
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かぴばら2(プロフ) - クロムさん» 遂にバレた！！！そうです！DINARです！！初めて見た時にすげぇー！！やらせてぇ！！と思って衝動的に書いてしまいました…。今見るとすごく拙くてツッコミどころが満載なのでいつか書き直したいと思ってます…。コメントありがとうございます！ (2021年4月29日 20時) (
レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - スカルジャック？ (2021年4月29日 9時) (レス) id: 11c6fe3903 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - ピポ助さん» ひぃ…コメント今気づきました遅くなって申し訳ないです！ やっぱりイルミは病んでないと始まりませんね！これからも頑張ります！ (2019年9月11日 21時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ピポ助(プロフ) - コメント失礼します！イルミのヤンデレ具合が最高に好きです…！これからも頑張ってください！！ (2019年9月3日 1時) (レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - 名無しさん» 大変永らくお待たせしました！またふらっとふわっと消えてしまうかも知れませんが、どうか御容赦願います。暫くは更新し続けたいと思っています！ (2019年7月5日 1時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴばら x他1人 | 作成日時：2018年6月6日 23時
