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「…そっか、Aの師匠ってヒソカだったんだね」
「あんまり知られたく無かったんだけど、バレちゃったね」
「その感性が存在してるだけ、救いがあるな。」

ゴンは少女をおぶりながら臭いを頼りに霧の中を走っていた。

「それにしても理解し難い。確かに彼奴の戦闘におけるセンスは天武のものだ。だが人間的なものが大いに欠けているのも事実。『師匠』という立場からは1番遠いといえる存在だ。」
「あはは、返す言葉もないな……。」
「何故彼奴に弟子入りしたのか……と問いただしたいところだが、お前にも過去がある。聞くのは野暮というものだろう。」

クラピカは少女に対して何処か素っ気なかった。ヒソカが師である少女を警戒しているのか。そんな態度に少女は困ったように笑う。

「あんまりそこは気にしないで。ちゃんと言うから」
「私、師匠と過ごす前の記憶が無いんだよ。だから気づいた時には師匠と一緒に暮らしてたんだ。」

クラピカは目を見開いた。ゴンは珍しく黙って話を聞いていた。

「それは…すまない。」
「謝る事ないよ。過ごす前の記憶が無いって事は産まれた時から一緒に暮らしてたって事なのかも。実は私、師匠の子供だったりして。」
「「それは無い!!」」
「そ、そんな否定する?」

場を明るくしようとした冗談でここまで責められるように否定されるとは思わなかった。

「Aはさ、あいつが師匠で怖くなかったの?修行で相手して貰った時とか。」
「それはそうだなー…、ゴンは今さっき対峙してみてどうだった?」
「俺?俺は……怖かったよ、逃げたくても逃げ出せなくて、殺されるかもしれないって思った。」
「…でも、変なんだ」

「あの時俺、ちょっとわくわくしてた。」

そう言ったゴンに対して少女はにやりと笑う。

「私も同じ気持ち!」

にひひと背中越しに笑い合う二人


(まるで兄弟だな…)

クラピカはひとりため息を吐き、そして呆れた様にフ、と笑った。

もうクラピカの少女への警戒心は無くなっていた。

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かぴばら2(プロフ) - クロムさん» 遂にバレた!!!そうです!DINARです!!初めて見た時にすげぇー!!やらせてぇ!!と思って衝動的に書いてしまいました…。今見るとすごく拙くてツッコミどころが満載なのでいつか書き直したいと思ってます…。コメントありがとうございます! (2021年4月29日 20時) (レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - スカルジャック? (2021年4月29日 9時) (レス) id: 11c6fe3903 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - ピポ助さん» ひぃ…コメント今気づきました遅くなって申し訳ないです! やっぱりイルミは病んでないと始まりませんね!これからも頑張ります! (2019年9月11日 21時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ピポ助(プロフ) - コメント失礼します!イルミのヤンデレ具合が最高に好きです…!これからも頑張ってください!! (2019年9月3日 1時) (レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - 名無しさん» 大変永らくお待たせしました!またふらっとふわっと消えてしまうかも知れませんが、どうか御容赦願います。暫くは更新し続けたいと思っています! (2019年7月5日 1時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぴばら x他1人 | 作成日時:2018年6月6日 23時

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