タコパ ページ50
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カンパーイの掛け声でみんなジュースが入ったグラスを合わせ、カチンと音を鳴らした。
たこ焼き器でたこ焼きを焼きながら、お菓子を広げたり話したりしていた。
「Aって三ツ谷と同じ中学なのにパーちんとぺーやんしらねぇの?」
『だれそれ』
「林田と林だろ」
『あー、なんかチンピラっぽかった奴らか』
「三ツ谷より目立ちそうなのによく覚えてなかったな」
『不良になんて興味なかったからね〜』
と言いながらたこ焼きを頬張る。
みんながたこ焼きを食べてる中隣でペヤングを食べてる人が二人いた。
『なんでアンタらペヤング食べてんの?』
「美味いだろ?オマエも食うか?」
と、黒髪ロン毛に言われたが、要らないと返した。
黒髪ロン毛の隣に座る金髪に少し睨まれた気がしたが気にしない振りをした。
万次郎はケンチンと話してるし、三ツ谷はひたすらたこ焼き焼いてちょっとイカつい人と話してるし、天パの双子っぽい子の輪には入れないし、隣のペヤング食べてる人とも仲良くできなさそう。
黒マスクしてる人もいたけどなんとなく距離を感じたので、ひたすらたこ焼きを頬張った。
「A食べ過ぎ」
『そんなに食べてないよ〜』
「俺が見る限りずっと食べてる!」
『あはは、じゃあもう食べるのやめとくよ』
そう言い、食べるのを辞めた。
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作者です!
続編できました!
試験が今月末あって暫くは勉強するので更新少し遅めかもです。
忘愛症候群【マイキー】2
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作者名:もあ | 作成日時:2021年6月9日 12時