ショッピング ページ39
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家に戻り、2人暮らしがスタートした。
わたしのスペースを作ってもらいそこに学校用品やその他のものを置いた。
『ねえ、服とか買いに行きたいんだけど。』
「今から行くか？」
『元旦だから人多そうだけど』
「それは違ぇねぇな」
『服は今すぐじゃなくていいけど、化粧品は買いに行きたい』
「おっけ、じゃあ行くか」
と、近くのショッピングモールに連れてきてもらった。
夕方前だと言うのに人が多いし、福袋を手を持ってる人が多かった。
目当ての化粧品ショップへ向かう。
いつも使ってる化粧品を手に取りカゴに入れていく。
香水も買おうと思い香水売場に足を運ぶ。
「香水使うの？」
『うん。タバコの臭い誤魔化すのにも使えるし』
「柔軟剤の臭いの方が好き」
『制服とかにタバコの臭い付いてるから、せんせーに怪しまれるの。バイト先とかで付いちゃうんだけど。』
「まだ吸ってんの？」
『さあね。バイト先のスタッフルームでタバコ吸う人多いからタバコの臭い付くのはホント。』
「ふーん。」
香水を選ぶ時だけ何故か不機嫌な万次郎を横目に香水をカゴに入れた。
『学校の時だけね。バイトとかでタバコの臭いついてきてもいいなら香水つけないよ』
「わかった。」
『会計行ってくるから外で待ってて』
何も言わず万次郎は会計に着いてきた。
「お客様、今週お誕生日ですのでこちらお付け致します。」
と、化粧品の小さなサイズの詰め合わせを貰った。
会計を終え店の外から出る。
「A誕生日いつ？」
『明後日だよ。3日。』
「聞いてないんだけど！」
『言ってないもん。』
そういうのはちゃんと教えてよね！とプンプンしている万次郎。
プンプンしながらも、何も言わずわたしの買い物した袋を持ってくれた。
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作者名：もあ | 作成日時：2021年6月9日 12時
