あめ玉、はちこ ページ8
.
色とりどりの服を私にあてがっては真剣な表情で首を振る乱数さん。
さっきまでとはまるで違う雰囲気に、私は少しそわそわと落ち着かなかった。
「んー、とよちゃんはこっちの方が合うかなぁ…」
「乱数さん?なにしてるんです?」
「洋服選び!制服姿も良いけど私服のとよちゃんも見てみたくて!」
僕の奢りだから気にしないで、と乱数さんはまた真剣な表情に戻る。
気にしないでって、会って数時間も経たない見ず知らずの人に洋服を買ってもらおうとしているこの状況を気にしないほうがおかしい。
なんとか阻止しようと乱数さんを見ると、いつの間にかレジに立っていた。
「ちょ、乱数さん!本気ですか?」
「当たり前じゃん!とよちゃん、早く着替えてきなよ!」
店員さんに試着室へ案内され、気が乗らないまま洋服に着替えた。
普段あまり着ない肩の出るトップスに、丈の短いスカート。
違和感を感じながらも試着室を出て乱数さんの元へ駆け寄った。
「着替えましたけど…」
107人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
東雲プロダクツ(プロフ) - 琴葉さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年9月2日 20時) (レス) id: cc35fa6e4e (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - これからが楽しそう!続き待ってますー (2018年9月2日 17時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:東雲プロダクツ | 作成日時:2018年9月2日 0時