34話 ページ4
渚side
期末テスト1週間前。この期末で勝てばリゾートに行ける。そして、満点の人には殺せんせーの触手を1本破壊する権利が与えられる。
「頑張ろうね、皆。」
「「「うん!」」」
「………うん。」
「倉橋さん、元気出して。瑠璃君は帰ってくるよ。」
「今は、何かの事情でこれないだけかもしれないしさ。」
「ありがとう。渚君。」
「イエイエ。」
倉橋side
「瑠璃君………。」
電話、かけてみようかな………。
プルルルル
《もしもし。》
「!?瑠璃君!?」
《倉橋………。どうした?》
「何で、学校来ないの?トラウマって何?」
《ハハッ。どうだって良いだろ?》
「瑠璃君、優しかったあの瑠璃君はどこ行ったの?」
《さぁ。あんときは、自分を見失ってただけで、今の俺が本当の俺。今の方が心地が良い。》
「嘘だよ!今の瑠璃君、息苦しそう。」
《うるさい!お前に何がわかる!俺の!何が!》
「ヒッ。ごめん……。勝手なこと言っちゃって………。ヒック本当にごめんなさいヒック。」
《え……あ……。》
《とにかく、これ以上俺に関わらないでくれ……。》
「わかった。ヒックヒックじゃあね。」
ほら、やっぱりあの優しい瑠璃君が本当の瑠璃君なんだね………。
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作者名:清瀧の悪魔 x他1人 | 作成日時:2017年7月5日 21時