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wt side
よくある表現だけど
楽しい時間ってまじであっという間で
気づけば2泊3日の旅行の折り返し地点なんてとうに過ぎてた
海なんて久しぶりで結構へろへろで
帰ってきてからはみんなリビングでだらだら
夕方なのにまだまだ外は薄暗い感じで佐久間はそんな様子をちらちら忙しなく伺っている
mg「腹減った」
iw「今舘さんと康二が作ってくれてるからもうちょいの辛抱、笑」
昨日のBBQを仕切ってくれたのと同様涼太と康二が飯用意してくれてて
キッチンで夕飯の準備をしてるのとかなんか新鮮味がすごくて無意識に表情が緩む
2人が用意してくれた美味い飯食ってシャワー浴びて外を見ればやっと夜の空気に包まれていた
湯冷めしないようにだろう
全員が髪の毛をしっかりと乾かして体温が元に戻ってきたとき佐久間が言った
sk「ね、ちょっと来て」
いいもん見せてやるから、って薄く笑って言う佐久間はいつもと違う妖艶な感じがした、気がする
皆顔を見合せながらも続いてベランダに出れば
wt「......うわ、、」
ru「、やば、」
sk「ふふ、でしょ?これまじで見せたかったんだよね」
空に散りばめられた宝石のような輝きを見せる無数の星
東京では絶対に見られない光
だけど同じ空なんだもんな、不思議なもんだよな
建物の明かりじゃなくて星の明かりで照らされた辺りはなんか不思議な空間のような気がした
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作者名:いーみ | 作成日時:2022年8月28日 23時