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｢ジス先生！
机お願いしてもいいですか？｣
ｼﾞｽ｢はーい。
いいですか？……せーの、よいしょっ｣
机を出し終わったらみんなを呼んで手を洗わせる。
｢スングァンくん、ハンソルくん、チャンくーん。ごはんだよー。｣
すぐに起きた。
お腹減ってたんだろう。
オムライスとスープを運んでやっとお夕飯の時間。
ｼﾞｽ｢さ、食べようか。
いただきます！｣
いただきまーす、といい声がひびき、食事スタート！
どうかな、美味しいかな。
ﾐﾝｷﾞｭ｢しぇんしぇーこえおいしーお！｣
｢(先生これ美味しーよ……)
ありがとう、良かった｣
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢にんじん……｣
｢ジョンハン君、人参、頑張ってみない？
先生ね、その人参苦いかなーって思ってあまーく煮てあるんだよ！
お砂糖とか使って、人参柔らかくて甘くなってるよ！｣
そう言って励ますと、渋々口に入れてくれた。
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢……!!!あまい！｣
ｼﾞｽ｢A先生凄いですね、ジョンハン君人参大嫌いで食べるのにも一苦労なのに。｣
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢じす、じす！これ、おいひーよ！｣
ｼﾞｽ｢そっかそっか、それは良かったね〜。
柔らかくして混ぜてもダメだったのに。｣
｢子供には甘くしないとダメですよー。
……っていうか、実はこれ砂糖入れてないんですよね｣
ｼﾞｽ｢え？！｣
｢これ、元々の味が甘いやつなんです。
独特な苦味とか泥臭さがなくて、カロテンがたっぷりの人参です。
茹でるともっと甘くなるらしくて、
でもこの子人参は甘いっていうイメージがないですよね。
だから甘いことが分かる砂糖を言葉に出したんですよ。
先輩のやり方なんですけど。｣
ｼﾞｽ｢いいですね。
……羨ましい、です。｣
｢え、そんな。｣
ｼﾞｽ｢僕、今まで精一杯やってきたつもりなんですけど、努力が足りなかったみたいです。｣
｢ジス先生はよく頑張ってますよ。
自信を無くさないでください。
それに、私だってジス先生とほとんど同じだったんです。
言われても言われた通りにできないことの方が多くって、どんどん成長していく周りを羨ましがっていて何も出来なかったんです。
安心してください。
最初から完璧にできる人なんていませんよ。｣
ｼﾞｽ｢……っ｣
うわ、泣き出しちゃった……
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢あー！Aがじすのことなかしたー！｣
ｽﾝﾁｮﾙ｢おま、せんせーをちゅけなさい！｣
｢あ、いいよ別に……｣
先生より泣かしたことがショックすぎた……
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月7日 7時
