ストーカー10 ページ45
武道
母さんから電話を貰って、直ぐにAさんが運ばれた病院へ向かった。
病院に着くと母さんと一人の女子がいた。
「母さん!!」
「武道、Aちゃんがっ!」
「い、いまAさんは?!」
泣いている母さんの背中を摩っていた女の子が、オレの質問に答えた。
「...Aちゃん、階段から落ちて頭から血が出るほど強く打って今は手術しています.....」
「!そんなっ」
そういえば、この人は誰だ?と思い彼女を見ると、視線に気づいたのか自己紹介してくれた。
「わたし、枢木もねって言います!Aちゃんとは、二週間前カフェで出会ってからのお友達なんです!
それで今日、偶然見かけて話し掛けようよしたら階段から足を踏み外して.....」
彼女は、助けられなくてごめんなさい!!って頭を下げてきた。
オレは彼女の言葉に違和感を覚えたけど、事故だし起こった事は仕方ないと思い顔を上げてもらった。
「貴女は悪くないわ...もちろん、Aちゃんもね?
貴女が救急車を呼んでくれなかったらどうなってたか!!」
「でも....」
「成宮さんのご家族の方ですね?」
「はい!あの、Aちゃんは?!」
「手術は無事成功しました」
「本当ですか!?」
「はい」
よかったぁぁあああ!!
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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時