不良と怪談２ (ページ2)

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校舎裏の神社１９ページ2

A

手当てをしてもらい、気持ちも落ち着いた所で蘭さんになんで怒っていたのか聞いてきた。

『私が事前に聞かされていた内容と違うんです』

「違うって...もしかして神社の？」

『はい。神社の前を通ると不幸になる...って聞いていたんです』

「なにそれ？オレ、そんなの聞いた事ない」

やっぱり...なぜ、髙橋さんは嘘を言った？
いや、それとも知らなかった？

『蓋を開けると、神社の噂は全く違うモノ。
...“かごめかごめ”という遊びを用いた一種の“降霊術”だった』

少し現実逃避をしたくて怪我してない方の手で、目を覆った。

「Aちゃんに教えたのって誰なんだ？」

『この学校の生徒会長、髙橋さんです...！そうだ、髙橋さんに仕事を手伝ってもらっていたから、会って聞かなきゃ』

「Aちゃんが心配だし、オレらもついてってやんよ」

蘭さんと竜胆さんは、心配してるって顔をしながら提案してきたけどこれ以上、巻き込む訳にもいかないしな...
でも、人手は欲しいし...

「...迷ってるなら、自分の心になれ〜？」

「オレたち頼って良いんだぜ？」

『はぁ...。分かりました、今回の依頼が終わるまでお二人の力を貸してください』

「おー、まかせろ〜♡」

「まかせろ！」