不良と怪談 (ページ44)

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校舎裏の神社１２ページ44

A

『竜胆さんは、保健室の噂知ってますか？』

「...あ、自分以外に誰もいないはずなのに、そこのベットに誰かの気配が感じるってやつ？」

そう言いながら、奥から2個目のベットを指さした。

『このベットですか...』

例のベットに近付き、何かないか確認するも特に何も感じなかった。
念の為に他のベットも確認したが何もない...

いや、正確には“視えた”が...

『蘭さんは、このベットで寝た時に何も起こりませんでしたか？』

「え？なんで、このベットで寝た事知ってんの〜？」

「兄ちゃん、このベットで寝てたのかよ...」

『企業秘密です。それで、何か起こりましたか？』

「別にそのベットで寝ても何もなっかたけどなぁ？
あ、でも変な夢見たかも〜！」

『夢ですか？』

「うん」

『どんな夢か覚えていますか？』

「珍しく夢を見ていたから覚えてるよ〜」

「うぇ、まじかよ...」

貴重な情報だな、詳しく聞きたいがこれから自習室にも行かなきゃだから後でベースに来てもらうか。

『では、後で会議室に来てください』

「今話さなくていいの？」

『はい、これから自習室と神社にも行くので』

「暇だし、オレらも一緒に行ってやろーか？」

「(兄ちゃんナイス！)」

『いえ、結構です』