不良と怪談 (ページ40)

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校舎裏の神社８ページ40

A

目の前の教師から嫌味を言われたが、私はそんなのはなんとも思わないが言われっぱなしは癪に障る。

だから最大限の笑顔で私も言った。

『言い分が聞きたいのなら、理事長に会われてはどうですか？
依頼したのは理事長です。言い分が聞きたいのでしょう？何でしたら、私から理事長に言いましょうか？』

その瞬間、男教師は後退り女教師は顔を真っ赤にしていた。

「か、構わないわ！何かおきたら、理事長の責任ですもの！」

「そうだ！！」

そう言い放って、2人は怒りながら屋上を出ていった。

「Aさん！すみませんっ」

『髙橋さんは悪くないので、大丈夫ですよ』

「でも、Aさんならもっと言うのかと思ってました！」

『豚に説教しても意味がないので』

そう言うと、一瞬シーンとなってから笑い声がどっと沸いた。

「くっそウケる！」

「豚とか的を得すぎてて...」

「この子すっごい面白い！」

「やっばァ！」

「ふっ、Aさんっ...」

『...何か間違っていましたか？』

《全然っ！》

5人とも、息が合うじゃないか。

『邪魔者も居なくなったので本題にはいりますね。
澤田さんと瀬戸さんと須田さんが、校舎裏の神社で行った肝試しについて詳しく聞きたので着いてきてくれますか』