不良と怪談 (ページ4)

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ひきこさん３ページ4

武道

家に帰ってリビングに向かうと母さんとすっごく美人な女の子がいた。
つい口から変な声が出たけど、俺は悪くない！絶対！！

『初めまして、武道』

彼女は顔だけじゃなくて、声も素晴らしかった。

『私は、成宮A... 君とはイトコに当たる。
年齢は武道より2個上だよ』

「2個上って事は高校生！？あ、ですか？」

『敬語じゃなくて構わないよ。因みに高校には通ってない、その代わりにある仕事をしてるんだ。
まぁ、いつか遊びに来るといいよ』

高校生ってことは、イヌピー君やココ君同じ16歳か。
俺の周りの歳上って偏差率高いよなぁ....

その後は、Aさんのプチ歓迎会をして眠りについた。
今度、ヒナやエマちゃん達をAさんに紹介してあげよう。

そして次の日の夕方、俺は集会に向かった。
Aさんは仕事場の整理があるとかで、お昼過ぎから出かけていた。

集会も終わり、俺はマイキー君やドラケン君、他にも各隊の隊長や副隊長たちと喋っていた。

辺りが暗くなってマイキー君の、帰るかって一声で帰ろうとしたその時に雨が降り出した。

「げっ、また雨じゃん！」

「雨のせいで洗濯物が乾きにくいんだよなぁ」

「オレたちも、雨で髪が大変な事になんだヨ！」

「雨...！そういえば、昨日変な人を見たんっすよ！！」

俺は昨日の事を話し出した。