ツイステッドワンダーランドと希望少女 (ページ26)

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25話…大釜。ページ26

グリム「エースってヤツを探してるんだゾ。
顔にハートが描いてある、もさもさ頭のヤツ！」

壁の肖像画「ああ、知っているとも。今日から入ってきた新入生だね。少し前に寮へ戻っていったようだけど……」

グリム「にゃに〜！あの野郎、やっぱり逃げやがったんだゾ！どっちに行ったかわかるか！？」

壁の肖像画「寮への扉は東校舎の奥さ。」

グリム「A、追いかけるんだゾ！」

「ええ。
壁の肖像画さん、ありがとう。」

壁の肖像画「いえいえ。」

そうお礼をして、私達は急ぎ教室を飛び出し、東校舎に向かった。

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エース「窓拭き100枚なんかやってられるかっての。さっさと帰って………」

グリム「こーーーらーーーーー！！！」

エース「げっ！！見つかった！」

私達はなんとかエースに追いついた。

グリム「テメー！！待つんだゾ！！
1人だけ抜け駆けはさせねーんだゾ！」

エース「待てって言われて待つわけないっしょ！お先！」

グリム「1人だけずるいんだゾ〜！オレ様だってサボリたいんだゾ！」

さらに私達は、逃げるエースを追いかける。

デュース「……？」

エース「どいたどいた！」

デュース「えっ、お、おうっ！？」

「そこの青い髪の人！そいつ捕まえて！そいつは掃除をサボる悪い奴よ！」

デュース「なにっ！それは悪い奴だ！
人を捕まえるには……
足を止める、いや、縄で拘束する？
それとも……えぇっと……」

グリム「なんでもいいからぶちかますんだゾ！早く！」

デュース「なんでも！？なんでも、なん……
ええい！なんでもいいから、いでよ！
重たいもの！」

エース「ぐえぇっ！ナンダコレ！？鍋！？」

青い髪の男は、悩んだ末に適当に魔法をかました。
結果、出てきたのは大釜。

それはエースの頭に見事ヒット。
おかげでエースの足を止められた。