ツイステッドワンダーランドと希望少女 (ページ23)

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22話…喧嘩。ページ23

2人は、私のことなど無視して、戦い始めた。
私も加勢したいとこ…だが、魔法が使えない私が間に入ったとこで、私自身が危ない。

グリム「ふな”〜〜〜〜！！！」

エース「おっと危ない。それっ！」

グリム「コイツ、魔法でビュンビュン風を吹かせてくる！オレ様の炎が曲がっちまうんだゾ！」

学生A「なんだ？ケンカ？」

学生B「いいぞ！やっちまえー！」

「へぇ、風を操る魔法もあるのね。
…ていうか、何なの貴方たちは。見世物じゃないんだけど？」

エース「そんなへろへろ火の玉当たるかってーの。」

グリム「なんだと！覚悟するんだゾ！」

と、2人の喧嘩はさらにヒートアップ。

「…ていうか、これなんかやばいんじゃない？
私、止めるべき？でも魔法なんて使えないから、止めようがないし…」

私は、何か嫌な予感を覚えた。
嫌な未来を、予測できてしまった。

だが、その未来を変える方法は……残念ながら、ない。

グリム「くらえ！」

エース「そんなん風で矛先を変えてやれば……そらっ！」

エースがグリムの炎を風の魔法で矛先を変えた。
変えたはいいが……

エース「あ”ーっ！やべっ！ハートの女王の石像が黒焦げに！」

グレート・セブン、ハートの女王の石像に、それは見事ヒット。
おかげで、ハートの女王の石像は黒焦げになってしまった。

グリム「オマエが風で炎の向きを変えるからだゾ！大人しく燃やされろっ！」

エース「そう言われて燃やされる奴がいるかっての！」

「ねぇ、これ…やばいんじゃない…？」

と、私が呟いたとこで…

クロウリー「こらー！！！なんの騒ぎです！」

エース「げっ、学園長……」

この学園の学園長、クロウリーのご登場。

グリム「アイツ、アイノムチで縛ってくるんだゾ！逃げろっ」

エース「いでーっ！」

グリム「ふぎゃーっ！2日連続でいてぇんだゾーー！」

クロウリーは、手に持っていた鞭で、エースとグリムをひっぱたく。

クロウリー「愛の鞭です！この私から逃げようなんて100年早いんですよ！」

まぁ、私なら逃げられただろうけど、グリムを置いて逃げるわけもいかず…
その場に一緒に居合わせる。