ツイステッドワンダーランドと希望少女 (ページ3)

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3話…ディア・クロウリー。ページ3

そう言われ、私はその目覚めた場所へと連れられた。
その間、ハーフ仮面の男は、私に説明をしてくれた。

？「ごほん。
ここは『ナイトレイブンカレッジ』。
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる、ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です。」

「待って。もう早速ついていけない。」

？「そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。
ディア・クロウリーと申します。」

「ディア・クロウリー……」

クロウリー「この学園に入学できるのは『闇の鏡』に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。
選ばれし者は、『扉』を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。」

「…私の元々通っていた学校と似ているわね。」

クロウリー「おや、そうなのですか？
この世界に似た学校なんて、早々ないと思うんですけどねぇ。」

「……」

クロウリー「話を戻しますが、貴女のところにも『扉』を載せた黒い馬車が迎えに来たはずです。」

「曖昧な記憶だけど…確かに、顔が怖い馬がいた気がするわ。」

クロウリー「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。
学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。
古来より特別な日のお迎えは馬車と、相場が決まっているでしょう？」

「かなり古い相場だけどね。
まあつまり…あの馬車に勝手にここに連れてこられたってことね。
まったく…困ったわね…」

グリム「むがーー！むががーー！！」

クロウリー「さっ、入学式に行きますよ。」

クロウリーは変わらずグリムの口を塞ぎながら進んだ。
私もとりあえずは、それについて行くしかない…。

一体、何がどうなってるのかしら…。