ツイステッドワンダーランドと希望少女 (ページ18)

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17話…本日の仕事。ページ18

「私はあまり…。」

クロウリー「急に慣れない環境へ放り込まれたのですから、不安なのも当然です。
ですが現実は往々にして厳しいもの……受け入れて前に進みましょう！」

どんだけ見た目に似合わずポジティブなんだ、この学園長は。

クロウリー「さて、そんなわけで本日のお仕事についてお話があります。」

そう言われ、私達は寝室から談話室へ移動した。

クロウリー「今日のお仕事は学園内の清掃です。
……といっえも学園内は広い。魔法無しで全てを掃除し終えることは無理でしょう。いくらAくんに、掃除屋としての才能があっても。」

「そんなに広いの？」

クロウリー「そりゃもう！
ですので、本日は正門から図書館までのメインストリートの清掃をお願いします。
いいですか、Aくん。昨日のような騒ぎを起こさないよう、グリムくんをしっかり見張っていてくださいね。」

「わかったわ。あまり自信はないけれど、頑張ってみるわ。」

クロウリー「頼みましたよ。
昼食は学食で摂ることを許可します。
では、しっかり業務に励むように。」

グリム「ちぇっ……掃除なんてやってられねぇんだゾ。
オレ様も魔法の授業で、バーン！ドドドーン！ってカッケー魔法打ちまくりたいんだゾ〜。」

「掃除が終わったら、図書室で勉強しましょ。
今はそれで我慢してちょうだいな。」

グリム「ぶつぶつ……」

こうして、私達の一日が始まった。