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▶始まりと出会い ページ2

桜が舞う季節、茶髪の少女は上を向き校舎を眺め立っていた。
桜が舞う季節、茶髪の少女は上を向き校舎を眺め立っていた。

『わぁ〜、ここが…箱根学園高校…ゴクッ』

(いつ見ても…大きい…)

『よし…!』

私が一歩踏み出そうとした時、

空「A〜!」

とんとん

『わぁっ!?』

いきなり声をかけられ肩を叩かれた私は驚いてしまった。
私は振り返った。そこには私の親友、空ちゃんがいた。彼女は中学生からの親友。

『空ちゃんかぁ、びっくりした〜、はぁ』

空「ははは、ごめんて。A見かけて嬉しくて、つい」

『もう、ムッ』

空「あっ!お兄ちゃんだ!A先行ってるね!」

『え?!わ、わかったよ…!』

と言い空ちゃんは言ってしまった。

(空ちゃんのお兄さんか、いつか会ってみたいな…!)

と思いながら、私も歩き出した。

キャァァー!

『?!。え、なんだろう…。』

いきなり女子の悲鳴見たいのが聞こえた。私は、そちらに振り向くと、黒と紫が混じった髪にカチューシャをつけている男子がその隣には赤髪の男子がいた。

「ワッハッハッハッ!!おはよう、!今日は入学式だな!」

と言い歩いている。

『…。先輩かな?とても個性的だね…。』

私はまた、前を向き歩き出した。

玄関前に貼り出されたクラス表を見に来た。しかし、そこには沢山の新入生が居たため、背伸びしても見えなかった。

『うぅ、身長低いためか、ぜんせん見えません(トンッ』

その時人とぶつかってしまった。

『あっ、すみません!ヒッ…』

私は頭を下げて謝った。

「いや、こちらこそ、すまん。」

ぶつかった人は、とても背が高く金髪の人だった。
そのせいか、私は驚いてしまった。

「新入生か…。教室へ行かないのか。」

『え、はい!その、沢山人がいすぎて、まだ見れてなくて…』

「そうか、名前は、」

『へ…?白咲Aです…。』

「わかった。待っていろ」

『え、はい。』

そう言いその人はクラス票の前まで言った。少しすると戻ってきた。

「白咲Aだったな。1年2組だ。」

『へ?あ、ありがとうございます!』
(まさか、私のために…)

『あの、お名前は…?』

「オレは3年福富寿一だ」

『福富先輩ですね✨本当に助かりました!ありがとうございます!でわ、行きますね…!ペコッ』

私は福富先輩に礼を言い教室へ向かった。

福(兎みたいだな...)

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作者名:メープルclover | 作成日時:2023年3月11日 9時

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