✧続き ページ34
Kiさん
「えーと･･････誰？」
彼は歪な笑みを浮かべて貴女に問いかける。貴女はお人形遊びでもしようと思ったのか、可愛らしいぬいぐるみを両手に抱えたままぼうっとして、彼の問いには答えない。
「あ、ほら！多分好きだろうから、さ」
彼は目の前の小さな貴女を彼が愛している貴女だと認識したらしい。貴女の前に貴女の好物を差し出す。貴女が目を輝かせながら急いで食べようとすると、彼はその空気で緊張が緩和したらしい。食べるのをサポートしてくれる。何かが入っているのは言わずもがな。
＿＿＿おにいさんのおりょうり、とってもおいしいね。
Smさん
「また変な物でも盛られたのかよ･････」
彼は重いため息をついて、貴女が怪我しないように抱えた。言葉の意味を理解していない貴女は、彼に抱えられることできゃっきゃと楽しんでいる。
「やっぱり全部見てないとダメだな」
決めた、と呟いた彼は貴女に大人の頃の記憶が無いことを良いことに、貴女を部屋に閉じ込める。勿論、部屋にはカメラと盗聴器が見えないところにぎっしり。
＿＿＿おそとにでるのは、もうだめなのかな。
Krさん
「神様がちっちゃくなっちゃったぁ！？」
珍しく大声でリアクションを取る彼。貴女がうるささで耳を塞ぐと、彼はすぐにごめんなさい！と言って、自分が信じる神様だと信じて疑わない小さな貴女に縋る。
「･･････これ、君が俺だけの神様だよって教え込ませたら、俺だけの神様になるんかな」
信者にあってはならない、邪な感情が彼の胸の内に渦巻く。すぐに取り払おうとしても、神様が自分だけを頼るようにするには、と考えてしまう。そんな思いのまま彼が貴女を見ると、純粋無垢な瞳が彼を射抜く。
＿＿＿ころころかわるおかおが、ちょっとおもしろい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 316人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「WT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ばぐのばく(プロフ) - 赤い蜂蜜は甘いさん» リクエストありがとうございます！是非書かせていただきます！ (2022年8月16日 12時) (
レス) id: c1506ac0fe (このIDを非表示/違反報告)
赤い蜂蜜は甘い - リクエスト失礼しますね、夢主がなんらかの事故で植物状態になったら、というのを書いてくださると嬉しいです。応援してます (2022年8月16日 12時) (レス) id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
ばぐのばく(プロフ) - まどかさん» そう言って頂けて、とても嬉しいです！ちなみにshkさんの思いは、属性がヒントになってます(ﾎﾞｿｯ (2022年8月14日 22時) (レス) id: 33780c91d6 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - リクエスト書いてくださりありがとうございます！すごく良かったです！shkさん、どんな思いを込めたんだろうって気になっちゃいました笑 (2022年8月14日 22時) (レス) id: e1c155a7b9 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐのばく(プロフ) - まどかさん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2022年8月12日 12時) (レス) id: c1506ac0fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばぐのばく | 作成日時：2022年7月24日 22時
