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ht視点
ずっと、ずっと見てた。
どうしたら彼女が俺だけのモノになるのか、考えていた。
ある日、ふと思いついた。掴もうとすれば消えてしまう霧のようなアイディアだった。
そうだ。彼女を孤立させればいいんじゃないか？
俺は自分の中の言葉に従った。従うまま、俺は利用してる奴らに話を振った。そいつらはしばらく粘っていたが、俺が根も葉も無い話をするとすっかり信じきって彼女をいじめてくれた。
まぁ、Aちゃんが俺のモノになってくれたらすぐ捨てるつもりだけど。
我ながら最低だとは思う。だが一つ、誤算があった。
彼女に、俺がいじめをしている張本人だということが知られてしまったのだ。苦しい誤算。彼女に嫌われることなんて、目に見えていた。
やっと、やっと彼女を閉じ込めたのに、すべてが水の泡になってしまうじゃないか！
でも、それは杞憂だった。
なんてったって、Aはそれを知っていながら俺の隣に居続けるという選択をしたのだ。
これでAは正真正銘、俺だけのモノになった。
でも、さ。君は、それだけしか知らないでしょ。
表情を隠してくれるマスクの下で、口角が歪むのを感じた。醜い、でも恍惚としたような、にんまりと弧を描く笑み。
君は、Aは、Aをいじめてた人も、仲良くしてた人も俺が消してるなんて、夢にも思ってないでしょ。
正真正銘、俺のモノだって言えるように、不安材料は消しておくべき。
何もおかしくないでしょ？
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ばぐのばく(プロフ) - 現状、動かせる状態ではないので、明日対処します (2022年7月24日 23時) (
レス) id: c1506ac0fe (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月24日 22時) (レス) @page1 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐのばく | 作成日時：2021年11月16日 22時
