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ひとらんらん君が私を助けてからというものの、いじめはあるが現状維持、という感じだった。
全ては彼が居てくれるから。
私はひとらんらん君にべったりだった。そりゃあラブラブなカップル顔負けなぐらい。女の子の視線がいつも痛いが彼がそばに居てくれるおかげで直接的にいじめられることは無かった。
しかしそれはなんの解決にもならない。教師はその実情を隠し、両親は私に非があると言って聞いてもくれないのだ。
やっぱり、私にはひとらんらん君しかいない。
「……私、辛いかも」
不意にぽろりと言葉を溢した。ひとらんらん君は驚いたようにその真っ黒な瞳を開いた。次に、まるでなんてこと無いように言葉が紡がれた。
「じゃあ、俺の家に住む？それで、一生俺しかその目に映さなくなる。誰も否定なんかしないよ」
「………いい、かも」
その一言で私の未来は決まった。
私はそれからずっと彼の家で過ごしている。朝も昼も、夜も。外には一切出られないけど、彼がいるから何も不自由は無かったし、満足していた。
でも、私は彼の秘密を知っている。
彼こそが、私をいじめてる張本人だという秘密を。
直接手は下さない。でも指示はしている。それは私をいじめているに等しいでしょ？
でも私は、それを知っても彼のもとを離れる気は無かった。
理由なんて簡単。
ひとらんらん君だけが、私を見てくれているから。それほどまでに、私は彼を好きになってしまったようだ。私はシアワセ者だ。
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ばぐのばく(プロフ) - 現状、動かせる状態ではないので、明日対処します (2022年7月24日 23時) (
レス) id: c1506ac0fe (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月24日 22時) (レス) @page1 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐのばく | 作成日時：2021年11月16日 22時
