オオカミが、嫉妬する時間です -北藤-

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俺も仕事してるから、いつも見てるわけじゃない。

姫が申告してくれなきゃ、問い詰めることもできない。

まぁ、横尾さんに頼んだから大丈夫だと思うけど。

まずは仕事に集中。二階堂の監視はもっと集中だ。

今回の振りは、本当に難しい。

Ｋｉｓｓ魂とどっちが？って聞かれたら…俺は、あっちかな。

曲の間も、振りの確認も常に二階堂が近くにいる。

だから、俺も安心していた。

千賀が…たいぴーちに迫るまでは。


「北山〜っ(´;ω;｀)」

「おわっ」

後ろから体当たりされて、前に倒れそうになるのを踏ん張る。

「北山っ」

振り向くと、でっかいピンクの被り物ｗ

「どした？」

「ガヤさ〜んっ」

…KEN‐KINGの声が迫ってくる。

俺のことは、たいぴーちに隠れて見えないんだろう。

「ねぇ、顔触らせて〜」

「やだっってばっ」

姫の手を掴む千賀の手を、俺が掴んだ。

「ひぃっ」

何だ、その声は。

「…俺の忠告無視する気だな？」

「し…渋ミツさん」

さんって何だよ。

「許してください〜」

「たいぴーちには、俺の許可なく触んなって言ったよな？」

「許可ください〜」

「やらねぇよ」

千賀からたいぴーちに向き直る。

「こいつにどこ触られた？」

「たいぴーちの顔〜(´;ω;｀)」

「だって、毛並みの感触が気持ちいいんだもんっ！ガヤさんも照れちゃって可愛いしっ」

千賀が会話に乱入。

…何？

「たいぴーちが可愛い、だと？」

吐息が武器で、えろい目線で相手を落とすsexyなたいぴーちが？

「ねぇ、触らせてよ〜」

「ふざけんな。俺だって触ったことねぇのに」

「じゃあ、渋ミツも一緒に」

「ばかやろ。触るなら２人の時にするわ」

パシッ。

手を掴まれて振り向くと…たいぴーち、涙目…と顔が赤い？

掴まれた手を、顔に持ってかれる。

「北山なら触っても…いいよ？」

そのまま上下に顔を触って…。

「…気持ちいいな♪」

つい、無言で触る。

横に逆らって撫でると毛並みが乱れるから、縦に触る。

「んふふ( *´艸｀)」

「俺も〜」

千賀が違うところを撫でる。

「わ〜、気持ちいい〜♪」

「千賀、たいぴーちに触んな(#^ω^)」



補足。

全て北山さん視点を、やめました。
何があったのか、姫視点もぶっこんで行きますｗｗ

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