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〜太輔Ｓｉｄｅ〜
家に帰るけど、ひろの後を歩けない。
中に入ってと言われて靴を脱ぐ。
リビングに行くと。
「たい、隣に座って」
「……ん」
少し間を空けて座る。
「たい。もうあの女の言う事聞かなくていいし、近づく必要もないから」
「な…んで？どうし、て…？」
「脅されるネタが無くなったってこと」
それって…。
「番組、降りたから」
続いた言葉に声が出なかった。
「な…っ、なんでっ！？ひろっ、今の仕事好きだって言ってたじゃんっ」
「ああ。言ったよ。たくさん俳優、芸能人の方がいるなかで、俺を選んでもらえたのはすごく嬉し
かった。でも、それがたいの足枷になってるなら、たいを苦しめてるならやっても楽しくない、意味
ないんだよ」
「足枷って…なんで、そんな言い方っ」
「だって、そうだろ？俺のせいで、たいは言う事聞いて、されるがまま言われるまま近づいてたんだ
ろ？俺のせいじゃん」
そんな風に思ってないっ。
「違…っ、俺は、いつも…ひろに守られて、ばっかだからっ、ひろを守りたかったっ」
「たいの気持ち、嬉しいよ。ありがとな。守ってくれて。よく頑張ったよ」
全然、守れてないのに、頑張ったって言ってくれるひろ。
「違うっ…頑張ってないっ！触れって言われて、辛くて…苦しくてっ、ひろに言えなくてっ、結局、
助けられて、また、守ってもらって…っ」
「………たいってさぁ、我儘だよね」
我儘…？涙が頬を伝う。
「一人が嫌なくせに、何も話してくれないし、俺の事になるとす〜ぐ、一人になろうとするし。そん
な我儘いらないし、これからは許さないから」
「ひ…ろ」
「なんで、我慢しちゃうんだよ。俺がいるだろ？どんなことでも話せよ。俺に関係ないことでも何で
もいいからたいと気持ちを共有したいんだ。終わったことはもういいからさ、これからはちゃんと話
して？」
「ひ、ろ…ごめ、んねっ」
「分かってくれればいい。あのさ…もう、限界なんだよね。たいに触りたくて仕方ないんだけど…い
つまでお預けされんの？俺」
「ひろ…」
「キスして抱きたい。ダメか？」
熱い視線を向けられて…。
「俺…も、キスされて、抱かれたい。でも…香水の匂いがっ、取れなくてっ」
「じゃあ、一緒に、お風呂入る？」
「………え？」
一緒に……入る？
「じゃあ、準備してくるっ♪」
スキップしながらバスルームに向かうひろの背中を見つめた。
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kmf2kkrtmm(プロフ) - あーたむさん» あーたむさん、初めまして〜。いつも読んで下さってありがとうございます〜。今、新作を構想中。そちらでもたいぴを守る北山くんがメイン。タイトルは未定ですが、楽しみにしててくださいね♪あ、メッセージ、送りました♪ (2018年2月12日 8時) (
レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
あーたむ(プロフ) - はじめまして。たいぴを守る北山くんがかっこいいし、北山くんを必死に守ろうとするたいぴが可愛いです(//∇//) 次回の作品も楽しみにしてますっ！ (2018年2月12日 8時) (レス) id: 24f53efe18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともみ
| 作成日時：2018年2月12日 7時
