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※これは『たいは、俺が守る。』のしばらく経った後のお話です。
〜太輔Ｓｉｄｅ〜
今日は、ドラマの撮影で遅くまで収録が続いた。
相手役のヒロインは今、売り出し中のアイドル『堂島 瑠衣』(架空です)。
撮影が終わったんだから、早く帰ればいいのに、俺の楽屋に来て、自己満の話をしてくる。
早く帰りたい。ひろに会いたい。
仕事が終われば、俺の脳内はひろ一色になる。
何も考えられない。
だから、彼女が近くに来るまで分からなかった。
俺の腕に巻きついて、胸を押し付けてくる。
香水の匂いに、吐き気が込み上げる。
「ちょっ…と、離れてください」
相手は女性。突き飛ばすとどんな因縁をつけられるか分からない。
噂は尾ひれがついて、とんでもなく大きな話になって返ってくるから。
相手はひろじゃない。ひろ以外の人は…嫌だ。
「藤ヶ谷さんは、北山さんと付き合ってるんですか？」
直球の質問に声が出ない。
事務所は承知の上だ。もちろん、メンバーも。
でも、ひろに迷惑はかけられない。
「男と付き合ってても、子供はできないんですよ？」
そんなこと、分かってる。
俺は、子供よりもひろが必要なだけ。ひろと一緒にいたいだけ。
「私と付き合ってくださいよ」
俺を使って売名行為をやるつもりか。
「じゃないと…北山さんの仕事が減りますよ？」
「……はっ？」
「私の父親。この業界では結構、有名だと思うんですけど？知りません？堂島隆二って」
……知ってる。
最近、ひろに仕事が来て、その番組のプロデューサーの名前が確か…そんな感じだった。
「何が…言いたい？」
「だから、私と付き合ってください。じゃないと…北山さんの仕事、無くなりますよ？」
嫌だ…！ひろの仕事がなくなるのも。ひろ以外の人と一緒にいるのも。
でも…ひろの、嬉しそうな、あの顔が忘れられない。
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kmf2kkrtmm(プロフ) - あーたむさん» あーたむさん、初めまして〜。いつも読んで下さってありがとうございます〜。今、新作を構想中。そちらでもたいぴを守る北山くんがメイン。タイトルは未定ですが、楽しみにしててくださいね♪あ、メッセージ、送りました♪ (2018年2月12日 8時) (
レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
あーたむ(プロフ) - はじめまして。たいぴを守る北山くんがかっこいいし、北山くんを必死に守ろうとするたいぴが可愛いです(//∇//) 次回の作品も楽しみにしてますっ！ (2018年2月12日 8時) (レス) id: 24f53efe18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともみ
| 作成日時：2018年2月12日 7時
