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@10@ ページ10

ゲートを通ると、その先は…ひと…ヒト…人。

その場で一周して回っても、人だらけ。

こりゃ、迷子になるな。

「たい、手出せ」

そう言っても手を握ってこないから隣を見た。

「ひろ…ごめんねぇ」

「は?」

急にどうした?

「こういうとこってカップルとか家族が来るとこだよねぇ。皆、手つないでる。でも俺達は…堂々と

手を握ることもできないっ」

「男女のカップルはよくて、俺達はダメってこと?そんなのおかしいだろ」

「…ひろ。俺と手握るの、恥ずかしくない?」

目を見て、感情を読み取る。

「俺は、たいといて恥ずかしいと思ったことはないよ。別に、男同士で手つないだっていいじゃん。

つなぎたいからつなぐ。言いたい奴には言わせておけばいい。俺はたいに笑ってほしいんだ。楽しん

でほしいんだ。周りはどうでもいい」

「……ん」

たいが、俺の手を握った。

「おし。じゃあ、行くぞ」

たいの手を引っ張って歩く。

はぐれないように目的の乗り物に着いた。

悲鳴が頭上から聞こえる。

ここは比較的空いていて、列もそんなに並んでない。

「ちょっと待ってれば乗れそうだな。これ乗ったらとりあえず、どこで食べるか、また考えようぜ」

「うん」

2人で空中ブランコを見上げる。

「…高いねぇ〜」

姫が呟く。

「ニカ、連れて来たいね」

「あいつ連れてきてもうるさいだけ…まあ、怖がりだからな。想像したら楽しくなってきた(笑)」

ニカの涙目を想像して、頬が緩む。

「いつか、皆で来ようぜ」

「絶対ねっ」


それからしばらく話して待ったら、店員さんに案内された。

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まほまま(プロフ) - 追っ掛けるのに忙しいわwww (2018年2月11日 0時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともみ | 作成日時:2018年2月10日 20時

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