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「さてと」
目の前に佇むテーマパークを見上げる。
雑誌で見るよりスゴイ…この一言だ。
全てがレインボー色で埋め尽くされて…目がイタイ(笑)。
隣のたいは逆に、目をキラキラ輝かせてますけど(´▽`*)
「ほい」
たいにチケットを渡す。
「ありがと…ごめんね、マネージャーの車もチケットも全部、ひろに任せきっきりで」
「楽しみにしてて忘れてたんだろ?」
「うん」
だと思ったよ。
「風邪もひかずに仕事も頑張ったんだから、今日は思いっきり楽しめよ」
「ふふっ♪ひろとデートっ」
二言目にはそれだからな(*´ω`)
「ひろっ、どこから回るっ!?」
そうだ。乗り物どれから乗るか決めなきゃな。
「何から乗る?ジェットコースター?」
「やだ」
「ニカじゃないんだから、高いとこ平気だろ?」
「嫌。あれ、スピード速いじゃん。あのまま急降下したら、心臓が飛び出る。だから、嫌だ。死にた
くない」
「じゃあ、フリーフォールもダメなの?」
「どれ?」
「あれ」
指差す方向には、上から下に向かって垂直に落下する乗り物。
「無理」
一刀両断。
「あれも、心臓飛び出ちゃうでしょ」
「…だな。じゃあ…」
パンフレットにある乗り物一覧表を見て…口を開いた。
「空中ブランコ」
「乗る」
即答だった。
あれ?これはOKなの?
「高いとかはいいの。心臓が飛び出るか出ないかが大事なの」
空中ブランコは横に回るし。
「ライヴみたいだから?」
「そう」
「じゃあ、ブランコから乗るか」
「うんっ」
チケットを持って入り口のお兄さんに渡してゲートをくぐった。
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まほまま(プロフ) - 追っ掛けるのに忙しいわwww (2018年2月11日 0時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ともみ | 作成日時:2018年2月10日 20時