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@6@ ページ6

次の日。

「……ろ。ひ〜ろっ」

姫の声と体を揺さぶられて、夢の中から意識を覚醒させる。

「おはよ、たい」

「おはよっ♪朝だよっ」

「今、何時?」

「4時だよっ」

……何だって?

「ごめん、姫。もう一回言って」

「4・時っ!!」

文字を区切っての発言。

視線を姫から逸らして部屋の中を見回すと、太陽の光は差し込んでおらず、真っ暗闇。

「……あの〜、姫?」

「何っ!?」

「まだ、4時だよ?」

「もう、4時なのっ!起きてっ」

「いや。もう少し寝たいな」

「ひろは、俺を一人にする気っ!?」

いや、そういうことじゃなくて…。

「ひろも起きるのっ」

「巽さん迎えに来るの、10時だぞ?」

「だからっ!?」

切り返されたよ…。

「今は興奮して目がさえてるかもしんないけど、遊園地に行って、眠くなってもいいの?」

「……え」

「楽しい時間に睡魔に襲われて観覧車に乗れなくてもいいんだ?」

すると、たいは目の涙を溜めて…フルフルと首を振って嫌がる。

「…嫌っ!もう一回、寝るっ」

「ほら、来い」

たいの手を引いてベッドに引き戻す。

体を摺り寄せてくるたいの髪をなでる。

「しっかり寝ないと、心から楽しめないだろ?楽しみにしてるのは俺も同じだから分かる。今はゆっ

くり寝て、睡眠取ろう。ちゃんと目覚ましかけとくから。な?」

たいの背中に手を回してトントンとリズムを刻んで叩く。

「ひろ…ごめんね」

「謝らなくていいから、たくさん楽しんで、姫の笑顔見せてくれな」

「うんっ」


姫が寝たのを確認して、目覚ましをセットして俺も眠りについた…。

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まほまま(プロフ) - 追っ掛けるのに忙しいわwww (2018年2月11日 0時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともみ | 作成日時:2018年2月10日 20時

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