キス限定 -藤北-

＊ ページ24

「その子の…名前は？」

北山に聞かれる。

好奇心で聞いてる？

それとも…期待していいの？

「知りたい？」

「…はい」

「北山」

「はい。だから、その子の名前を…「俺の目の前にいるよ」

ちゃんと言ってるのに、北山は辺りをキョロキョロ見てる。

「俺が好きなのは、北山 宏光」

勢いで、告白してしまった。

「…俺？」

「うん。北山が東先生を好きでもいい。俺に振り向かせる」

「東先生…？どうして、東先生が出てくるの？」

「え…北山の好きな人って、東先生…じゃ、ないの？」

「違います」

あ、違うんだ。

よかった。

「じゃあ、三谷先生？」

「違いますっ！」

また違った。

じゃあ…。

「教頭先生？」

「離れ過ぎですっ！」

推理が離れちゃったみたいｗｗ

「じゃあ、北山の好きな人って、誰？」

「…藤ヶ谷、先生…です」

顔を真っ赤にして、手をモジモジしてるｗｗ

「…俺？」

「…はい」

「ほんとに？」

「…はい(*ﾉωﾉ)」

照れた顔が可愛いっ♪

「北山…抱きしめて、いい？」

そっと、壊れ物のように抱きしめる。

ずっと…視線を浴びせ続けて３年。

やっと…北山に想いが届いた。

「…ひろ」

「…え？」

「そう…呼んでいい？俺のことも好きに呼んでいいから」

「…たい」

「その呼び方、可愛い〜」

「わぁっ！」

思わず、抱きしめたまま体を左右に揺らす。

「好き。北山が好きだよ」

「俺も…藤ヶ谷先生が、好きです。ずっと…好きでした。初めて会った時から」

「３年間、ひろに視線を浴びせ続けてた甲斐があった〜(´;ω;｀)」

「先生の視線…気のせいじゃなかったんですね」

「うん。北山、俺のこと好きになれ〜って魔法かけてたの。一歩間違えたらストーカーだけどｗｗ」

「嬉しいです…大好きだった先生と両思いになれて(*ﾉωﾉ)」

もう、可愛すぎる( *´艸｀)

「学校の中でも、イチャイチャしていい？」

北山への気持ちが溢れて、我慢できない。

「先生…ここ、学校ですよ？」

「教師と生徒…禁断の恋♪俺は、自分の気持ちには正直でいたいの。だから、触りたい時に触る！キ

スしたい時にするからね！！」

困った顔も可愛い♪

「分かった。誰にも見られない場所ならいい？」

「そんな場所、あるんですか？」

「あるよｗｗでも…その時は、敬語は無しね？」

「……うん」


北山をゲットした！！←コラ！！

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