壊れた男の子…。【忍たま】 (ページ20)

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六十四話ページ20

…正直俺には

不安しか残っていなかった。

例え

兵庫水軍だとしても

ずっと色んな相手を

勝ち取ってきた土井先生には

勝てるのだろうか

正直不安だ。

でも今の状況を見る限り

義丸さんと鬼蜘蛛さんのお陰で

二人とも一緒に協力しているからなのか

土井先生を押している。

正直勝てそうだ。

鬼「君達二人は自分の部屋へ逃げなさい！」

『…！分かりました』

兎に角今は

この兵庫水軍の方の指示に

従わなければ…

『きり丸…行くよ、土井先生は大丈、夫だから』

摂「…はい」

『後は…お願いします』

義「分かってるぜ！」

鬼「早く！」

『ｯ…』

俺は無我夢中になりながら

きり丸を抱っこし

自分の部屋へと走った。

＿＿＿＿＿＿＿

『ここなら大丈夫なのか…？』

摂「まだ安心できませんよ…誰かが来るかもしれない…！」

だとしても…とても音がうるさすぎる。

ドタバタしている…

本格的に上級生が

動き始めたか…？

それとも天女の命令(下級生への暴力)…？

結構危ないかも…

『…！』

誰かが来る気配を感じた。

摂「どうかしましたか…？A先輩…！？」

『一旦ここに隠れるよ。気配を消して。』

一旦俺らは

押し入れの中に入って気配を消す。

摂「気配を消す方法が分からないです…！！」

『呼吸を細かく小さく長くして。それだったら多少は消える。』

摂「はい…！！」

『こっちに入ってくるよ(最低な奴らが)…』

?(鉢屋)「あれ？ここに来たと思ったんだがな」

?(不破)「彼奴ならどっか(押し入れ)に隠れてるでしょ」

?(竹谷)「外れなんじゃないか？」

『ｯ！！！』

この声は確か…

五年ろ組の奴ら…

嗚呼

最悪だ。

一番会いたくなかった人物だ。

嘘だろ…

不幸すぎる

どうにか見つからずに

どっか行ってくれ…！！！

鉢「行こうぜ」

不「そうだねぇ…」

竹「…」

鉢「と見せかけてそこに居んの知ってるから」

『ｯ…！！！』

嘘だろ…！！！

真逆最初から知っていたのか…！？

鉢「ふっ」

摂「あっ… 」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

不「ほら早く出てきてよ」

『ｯ〜〜！！！』