傷ついた男の子。【忍たま】

三十三話 ページ36

Aside



海「良いかな？」




『ッ、、』




会いたくない




海「会いたくない？」



『、、！』



会いたくないな




海「でも私は仲直りして欲しいな」



『…』




いくらなんでも





海加さんの願いでも聞けない。





また酷い目に合いたくない






また仲直りして






また裏切られるのは怖いよ、、、




海「大丈夫だよ、絶対にもう裏切られない」



なんで分かるんだ…？



『なんでそう思ってるのが分かるんですか？』





海「顔に出てる 」



顔に出てるんだ…



『！、そうですか、！』




海「で、行けるかな？」




『、流石に怖いです…』




海「…」






『裏切られなくても、

また裏切られる気がして…そんな不安が…』







海「彼奴らは優しいさ」






『…』





海「だからまた仲直りできるさ」




仲…直りか




『そんな言葉に俺は何回も騙されてきた…

だからもう何も信じたくない…』






…昔の記憶なんて




こんな感じだったのに。







海加さんはこの恐怖なんて知るわけない







仲…直りなんて絶対にもう出来ないよ…。







流石に上級生と仲直りするなんて…、








これで何回目なの…。






謝れて、







仲直りして、








何回も裏切られる



















"Aごめんな！！"





"もう良いって！ほらこれで仲直りしよ？"






"ありがとう！！"


＿




"誰がお前なんかと、、仲直りをしなきゃいけねぇんだ"






"えっ、？"






"仲直りってもんは嘘"






"嘘だろっ、、なぁ！！"






"うるせぇな、黙れよ出来損ない奴が"






"ｯ…！！"





＿




"Aｯ…本当にごめんな！！！また裏切ってｯ…"





"…これでまた仲直り出来る？"






"あぁ勿論だ！！！"






"…なら良いや"




＿




"やっと本性出したかこの出来損ない奴が"






"仲直りなんて、また嘘？"







"そうに決まってんだろ"







"…ｯ "







"仲直りなんて出来ると思う？





というまずお前のことなんか






"親友"なんて思ってねぇよ"





"ｯ…！！！！"





"逆にここなんて




誰もお前のことなんか





誰一人も友達なんて




思ってねぇよw"




"…"


＿



『ﾊｯ…ﾊｯ…ﾋｭ-』




正直心が




海「大丈夫、？」




痛い




『は、はい、大丈夫なんで、、』






そんな言葉を出して



また嘘を吐く

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