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十四話 ページ15

海加side

海「…両親を失ったんだ」

この子…戦災孤児なんだ…



き「だからなんだよ!!!」



海「実は…私も失ったんだ…」



き「…」



『聞いてくれる?私の失った話』



き「……」


『うちはさ…』


___________
海加side


私はさ、地震で両親を失ったんだ。


妹も。

妹はまだ3歳ぐらいだったかな?


2011年に起きた東日本大震災という地震でね。



私はその時家に居たんだ。



起きた時は凄く怖かった。


本当に。



私は学校で避難訓練とかやってたんだ。



だから生き延びた。


でも3歳の妹はその時寝ていて、布団に寝てたんだ。



両親は布団に転がってた。



その両親が転がってた時に起きたんだ。



私のいる都道府県は震度7でさ



結構強かったんだ。



揺れが。


しかも物とかが落ちてきて、それが布団の所に行ったんだ。



揺れが無いうちに両親を見たんだ。



そしたら血だらけで死んでたんだ。



妹も息をしてなかった。



それで失った。


だから私は1人で避難所に行った。


そしたら色んな人が来てくれた。



たすけてくれたし、

すぐ食べ物とかもくれた。

けどなんか怖かったんだ。

ての震えとかが止まらなくて。


その時は本当に助かったんだけど


両親は助からなかった。


私はずっとこのまま孤独だったんだ。


両親もいないし、妹も失った。



だから死のうとしたんだ。


しようと思ったら、此処に来ちゃって笑


海「どう…?」


き「……」


海「確か君戦災孤児だっけ」



き「…うん…」




海「辛かったね。」



き「!お前に何が…!」ポロ



海「思う存分泣いていいんだよ。」



き「うっ…」ポロポロ



海「ね?」


き「うわぁ」ポロポロ


海「辛かったよね」


き「グスッ」ポロポロ

_________
海「泣き止んだ?」



き「はい…ありがとうございます… 」




き「さっきは本当にごめんなさい。」




海「いやいや大丈夫だよ〜、」




き「これからは海姉さんって呼んでいい?」



まさかの唐突の海姉さん呼び




海「唐突だね。良いよ〜。じゃあ私はきり丸って呼ぶね」



き「じゃあ俺行きますねっ!」

_________
き「海姉さんならA先輩を救えるかも…」
_________

海「…」

そういえば明日から仕事だ…

だったら早く寝よう。


おやすみ



次の日〜

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酸化物質(プロフ) - 姫之さん» \(^o^)/ (5月31日 23時) (レス) id: 360c6f6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
姫之(プロフ) - 胸がドキドキワクワクですね!!! (5月31日 23時) (レス) id: a8c41a1db7 (このIDを非表示/違反報告)
酸化物質(プロフ) - 姫之さん» さぁ…この主人公はどうなるんでしょうね…?今後のお楽しみってことで!!頑張ってどちらとも更新します!! (5月31日 23時) (レス) id: 360c6f6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
姫之(プロフ) - 酸化物質さん» そうなんですよね!!だからもう、うえ?!え?!あえ?!ってなってます…心が痛い………感情移入しちゃってこの子を幸せにしたい気持ちが沢山ですね… (5月31日 22時) (レス) id: a8c41a1db7 (このIDを非表示/違反報告)
酸化物質(プロフ) - 姫之さん» うわぁ…マジで嬉しいです!!!でもここで大号泣したら「壊れた男の子…」が一番暴力される場面が多いですよ…? (5月31日 22時) (レス) id: 360c6f6ec6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百合香 | 作成日時:2023年1月19日 17時

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