猫被り女の最悪な日常。

九話 猫被り。 ページ10

その後、




各組は






教室か長屋に戻った。





それで私は





この後授業など





無かったから





くのたま長屋に戻った。





それにしても暇だなー







ｽﾊﾟ-ﾝ！！！







うっさ…






こんな開け方しかしない奴は…






映「ねぇ…！！！」







うわ、気持ち悪い男誑が来た。






気分最悪だわ。





映「なんで、


あそこで三郎君に勝っちゃったの！？」




は？




『いや、勝ったらなにか悪い…の？』






映「「悪い」しか無いよ！！！


どうせ狡とかしてたんでしょ！？」



は、？




何が狡やねん




正々堂々戦ってたやん。




目節穴なん？




阿呆？






『えぇ…狡？


狡なんかしてないんだけどなぁ…』






優しいんで答えます。






映「嘘よ嘘！！ふざけないで！！！」




ふざけてんのそっちじゃね？




映「次からは！！



絶対に誰が当たっても



当たった人が勝てるようにして！！」





気持ち悪いルール付けんなや。




やっぱ…気分悪いわ





『…えー？なんでよ、困るんだけど、、』





映「決めたことは絶対に守ってね！！」





決定事項みたいに言うんじゃねぇよ。





気持ちわりぃなぁ…





『いやだ。』





映「え？」





『絶対にいやだー』





映「なんでよー！！」



誰が





お前の決めたルールに





従わなきゃ




行けないねん。





少なくとも私は絶対に嫌だからな。





うん、





絶対に。






映「ま、良いけど絶対に守ってね」






『はいはーい』




絶対に守らないけど






適当に返事しといて、と






あ、舞帆が去っていった。






結構猫被り上手いよね…？






というか彼奴目立ちたいからって




わざわざ相手を応援して、





そしたら応援された人が勝ったら




「舞帆ちゃんのおかげでここまで来れたよ！！」




とか言われたいんでしょう？







というか憧れすぎ。







自分の理想を







都合よく






人を使うんじゃねぇ。





あれ、もう1つ考察が出来るぞ





「舞帆ちゃんのお陰でここまで来れたんだ。


俺と付き合ってくれないか？」





ここで好感度を狙って





自分のことを好きにさせるみたいな





感じも考察できるね。





どうせ




「私は可愛い」とか思ってんだろうな。





いや、普通に気持ち悪い。





何がしたいんだか。

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