猫被り女の最悪な日常。

三十四話 組手 ページ38

『あ、好洸郎、どうした？』




芦「今暇ですか！？」





何か凄く






必死になってる気がするんだけど




『暇だけど…多分』





芦「一緒に組手やりませんか！？」





組…手？





組手？




『組…手か、別にいいけど…』





芦「よっしゃ！じゃあ早速やりましょう！」






結構紀尾元気だなぁ…







それぐらい暇だったのかな





『良いけど…何処で？』





芦「裏々山です！さっ、早速行きましょう！！」





『うおっ…』



＿＿＿＿＿＿＿＿


裏々山





『裏々山へ着いたけど…』





やっぱ、普通に遠いな…







芦「やっと着いた…」






…





『で、いつやるの…ｯ』






芦「今からだよ」






『危ねｯ…』





今からだよって






言われながら回し蹴りされたんだが






解せぬ。





『そっちがやる気ならｯ…！！』





芦「危なっ…」





やり返しで回し蹴りさせてやった。






案の定避けられる。






解せぬ。





芦「ｯ…あはっ」






『あ、…出た』







芦「あはははっ！！」






もうやだ







紀尾狂っちゃった







『ほら…もう…』






芦「おらｯ！！」





紀尾に鳩尾を殴られるとこだった…





あれ…こんなキャラだっけ








全然違うキャラに…






『大丈夫か…？』





だったらこっちは…





猫騙しでも…しようかな





芦「…！」





人ってさ恐怖が目の前に来ると






目を瞑っちゃうんだよね





それと同じ。






殴る拳が来たら目を瞑り






その隙を逃さないように





殴り込む。





と、思うやん





やったんよ。





芦「そんな作戦にかかるかっ！！」





紀尾にはそんな簡単にかからんのよね




泣きてぇ。



＿＿＿＿＿

⚠戦闘シーン書くのは本当に無理なので出来ません…ほんと申し訳ございません…



何とかAの勝利。






結構な戦いだった。





芦「Aはやっぱり強いよ〜」




『あはは…こっちもうすぐ死にそうだったけど…』




芦「じゃあ、学園に帰りましょ…もうすぐ昼食だし…」




『そうやな…』

＿＿＿＿＿＿＿＿

〜昼食を食べた後〜


「俺らのことを〜〜！！」



…



『なんか聞こえない？』




芦「確かに…そうですね…なんでしょうか」




『聞いてみよ…』




何か煩いし…




芦「えぇ…」


＿＿＿＿



二人は木の後ろに隠れ…ある声を聞いた。





「六年生にはもううんざりなんだ〜！！」

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