猫被り女の最悪な日常。

三十一話 噂 ページ34

斉「二人共って付き合ってるの？」




何を言っているんだ？





この人は





芦「え、いや付き合っt」




まず紀尾女だし






付き合うこと出来ないでしょ





田「タカ丸さん！邪魔したら駄目でしょう！？」




『え』



…





誤解されてる





斉「あ、そっか、ごめんね！邪魔しちゃって」




『え、あ、』





綾「ではさようなら〜」





浜「？？？」





ちょっと頭が追い付かないんだが…







しかも浜、めっちゃ混乱してたぞ







何言ってるか分からんって







顔してたぞ






というか変な誤解されても







困るんだけど。








彼奴が寄ってくるんだわ







面倒臭い奴が。






本当にうざい







はぁ…嫌な予感がするわ…



＿＿＿＿＿＿



「「ご馳走様です」」





店員「ありがとうございました！！」




＿＿＿＿＿＿

帰り道




『なぁ…、忍術学園に戻ったら


嫌な予感がするんだが…』





紀「私も…とても嫌な予感」







ほんまに嫌な予感がするんや







え、死にたくないんだが






紀「一旦身を隠して行く？」






『そっちの方が良いかもしれん…


気配を隠して帰るしか…』






なんか本当に嫌な予感がするんやわ…






紀「やべ…！！もうすぐ門限だぞ！！



こんなこと言ってるバヤイじゃない！！！」







『えぇ！？！？』




＿＿＿＿＿




小「はい！ギリギリだったね笑


後10分くらいで門限超える所だったよ」





『ﾊｧ…ﾊｧ…！！！』





ほんまに疲れた…！！








ほんまにクソ走った…！！！







芦「では入ります…」






ｻﾞﾜｻﾞﾜ






あれ…なにこれ…






こんな煩かったっけ…







もしかしてさ…





「A先輩と芦屋先輩付き合ってるんじゃね？」





「恋仲か！？」





「ちょいと怪しい…！！」







芦「嘘だろｯ…」






『ほんまかよｯ…！！』





…嫌な予感が







映「ねぇ！！！」





『何ー…？』





映「芦屋くんと付き合ってるって本当！？」





『いや、ちg』






映「今日一緒に甘味処行ってたでしょ！！



どうせ恋仲なんだろ！？」




『え、あ…いや…だか、』





は？






勘違いも程々にしろよ






というか質問を何回もするんじゃねぇ





気持ち悪い





映「どうせ付き合ってるんでしょ！？」





『いや、だから、』





映「デートってどんな感じだったの！？」




舞帆の必死さが伝わる

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