猫被り女の最悪な日常。

二十五話 子供達 ページ28

次の日の授業





今絶賛サボり中。






だってなんか今日






合同授業で






い組とは組で実技らしいから






舞帆が居るからサボってきた。





あんな奴と一緒にいるとか






ごめんだわ







その辺にある空気が腐る。






で、だから今は木の枝に乗っている。




見つかると面倒臭いし




見つかって怒られるのも面倒臭いし







実技担当…







木下先生だしなぁ…





はぁ…






不運だ…





猪「A先輩！」




『猪名寺か、何か用？

というか今授業じゃないの？』





猪名寺乱太郎。





漫画「落乱忍者乱太郎」の





主人公。





関わったらろくな事がないという…





噂がついている。




猪「授業は無いんですが、


A先輩に教えて貰いたいことがありまして、」



え…



『それは…？』




猪「手裏剣を教えていただきたいです！」




『ｴｯ…』




猪「一年は組に手裏剣の投げ方を教えて欲しいです！」



嘘だぁ…




『なんで私に？』




猪「庄ちゃんが言ってたので！」




庄、庄左ヱ門…




嘘だろ…




猪「兎に角こっちに来て


教えて欲しいです！」




『わ、分かった…』



猪「やった！」





舞帆に関わると






男子に関わるんだが…






勘弁してくれ…！！！



＿＿＿＿＿＿

校庭




黒「あ、A先輩！」



摂「初めて見た…


AA先輩っすね！」




誰だ…？



確か…



摂津のきり丸…だっけ




笹「…くノ一だから不安なんですけど。」




山「僕も〜…」




福「くノ一って意地悪だから…」




黒「A先輩は大丈夫なんだって」




『はは…』





なんか信じられてない感じ？




というか私の後輩が




忍たまに意地悪をしているのか、





私の後輩偉っ…





ま、どうでもいいんだけど




『んで、手裏剣を教えて貰いたいんだっけ？』




夢「そうですけど…」




二「A先輩って出来るんですか…？」




…





なんか舐められる気がする。






手裏剣を





懐から出して…





的に向かって投げる。



















ほら、やっぱり真ん中丁度。









『これでも五年生だからね。』



黒「ほら、ね？A先輩は上手だし、


強いんだよ」





皆「A先輩！投げ方を教えて欲しいです！」




加「お願いします、！」




佐「お願いします…！」




『勿論、良いよ』




まず、今の投げた結果を見てからだな…

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