猫被り女の最悪な日常。

十九話 偽りの思いやり ページ20

全てを分かられた訳でもない。




どうして舞帆を嫌っている理由も知らない。




『半分合っていて、半分間違えてます。』




雑「へぇ…何処が違う？」




ま、全部合ってるんだけどね




『私は変装をしていませんし、


猫を被っていない。


挙句に舞帆のことは友達として好きだ。』



雑「へぇ…どんなとこが？」



『あの子は、努力家でもあるし


とても色んな人を明るくさせてあげます。


で、あの子に喋りかけた皆の殆どは、


自然でとても素敵な笑顔になり、


幸せになります。


舞帆も素敵な笑顔になります。


そのお陰様で


こっちはお世話になりました。


本当に良い子だと思います。』





必死に考えた答えがこれ。






思った内容全て嘘なんだわ。







本当に最悪な気分なんだが。






本当に無理。





というか




なんか見苦しい。

意味

↓


「あの子は努力もしない。


色んな女性の方を裏切り、評判を悪くしています。


で、あの子に喋りかけた皆の殆どは


罠に引っかかり、


舞帆は男に関わる為に笑顔になるんです。


その引っかかった姿は皆無様です。


その罠のお陰で


1年間お世話になりました。


本当に最低な子だと思います。」




本当に最低な奴だよ




あの男誑は。



雑「ふぅん…なんか偽りを持っているように

見えるけど」



正直


偽りは持っていない。




『後、変装はしてません。


猫も被っていませんよ。


私そんな最低な奴じゃないので。』




雑「いや、これだけは証明出来るね。」




『ぅあｯ…！？勝手に触るな！！』



危なｯ…！？



お面を取られる所だった…！！！




雑「ほら、さっきまで優しそうだったのに…


急に冷たくなっちゃった。」




お前が



勝手にお面に触るからだろう…！！




『勝手に人の顔に触らないで下さい。

気持ち悪いです。』



雑「えーおじさん悲しいなぁ…？」





勝手に悲しんどけよ




こっちは辛い思いしてんだよ。




辛い思いか？




いや呆れた思いだね。



『兎に角、辞めてください。

嫌われますよ。』




はぁ…こういう奴も嫌われるんだよな。



雑「えー悲しい」



『勝手に悲しんで下さい。

私には関係無いので。』



雑「えー冷たい」




は…？





なんだ此奴





鉢屋並みやんけ




『本っ当に無理…！！』




雑「えー酷いー」




なんだこの





爺…！！




というか爺なの？？？




よく分からない…

新しいオリキャラの設定。※主人公付け足ししました→←十八話 知らない正体。/リクエスト募集中

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